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北のヴェニス




ベルギーのアルマーニ

ベルギーのエルメス

北のヴェニス

北海のコートダジュール

小パリ

世界の小澤(あるいは黒澤)

他にもありそうだが、いったいこれらの形容は誉め言葉なのだろうか?


おそらく言い出した人は誉め言葉のつもりだったのだろう。揶揄ではないと思われる。

比較的知られていない分かりにくいものを説明する時に、誰でもよく知っているイメージの良いものの名前を使って分かりやすく表現しているつもり(でも夜郎自大にしか聞こえない)、と考えるとやっぱり宣伝文句ですよね?

が、ナタンもデルボーも「ベルギーのアルマーニ」とか「ベルギーのエルメス」などとは自分では絶対こう言わないだろうし、余人をもって代え難い一流のものであればあるほどうれしくないはずだ。


世界の...って言えば言うほど小さい(笑)。

あのゴダールも尊敬してやまない小津監督
あのゴッホも影響を受けた日本の浮世絵

などと言うのと同じで非常に失礼ではあるまいか。

外国から評価されたから、すでに名高いものと並列されたから、じゃ自信を持ってもいいんですね?という態度でなくてもいいのに、と思う。


まあ、そこが日本やベルギーのよさを醸し出すちょっと卑屈なところのかもしれないけれど。

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