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つわものどもが夢の




2、3のおハナシ。


先週のことである。
準備時期が遅すぎるのは百も承知だが、ある条件付きの南仏のホテルをネットで探していた。

落ち着いてサイトを見て回る時間があったので、気に入ったホテルにはメールを出した。

23時を過ぎた頃、ほとんど同時に申し合わせたように何通もの返信が来たのはまるでゲージュツでしたな。
そうか、フランス人のみなさまはたった今までヨーロピアンカップの対オランダ戦を鑑賞していたわけだ。

そのうちの一通は露骨に機嫌が悪いお返事だった。
もしわたしたちがオランダ人家族だったら返事も来なかっただろう(笑)。


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ベルギー軍はどこかの国のそれらしきものとは異なり、経済的に困窮しているそうである。

いつごろからであったか、訓練の際、本物の銃弾を使用している余裕がなくなったので、兵たちは口々に
「パンパン!」「パンパン!」
と叫びながら射撃訓練をしている、というまことしやかなウワサがたった。
牧歌的ですな。

この間、ラジオ番組で軍関係者に「このウワサは本当ですか!?」と質問をしていた。お腹が痛くなるほどひーひー笑わせてもらった。

戦争は威信や権力やカネをかけてするものであるが、「戦争ごっこ」そのものが好きな強者(つわもの)もたくさんいると思う。そういう人々は今後はペイントボールを使って「パンパン!」と言いながらう撃ち合いをすればよろしい。


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先週から顧客セールが始まっているので、週末は夫とブラッセルのウォータールー通りに素見しに(ひやかし)に行った。

まず、夫がいつものG店でいろいろ見せてもらう。

婦人物もご覧下さいと促されて、わたしは階下へ。

そうしたら、はとバスでも到着したのかと思われるほどの○○人でカバン売り場がいっぱいになっており、一般にはまだセール価格ではないにも関わらず、肩に2個、腕に4個とカバンを確保している人々は、まるで戦後闇市の買い物客のようであった。

なるほど、闇市で米を買うのもブランドもののカバンを買うのも一緒か。

一部のブランドのカバンは裸の王様だ!とその特権的座から引きずり落とすにはいいかも。さすが社会主義の国の人たちである。

わたしも一人のプロレタリアートとしてこの戦いに参加しようかと思った。


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