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花腐し




雨雨雨雨...


花腐し、と言うには季節がだいぶ遅れているが、それならばこの雨雨雨続きだって季節感に合わないのである。
花は本当に腐ってしまうのだろうか、などと、視界も煙る雨を眺めながら思う。
花がむなしく色あせるだけならまだしも腐ってしまうなんて、小野小町も仕方なく笑ってくれそうだ。


夏休みに入り、腐ってしまわないよう(笑)、ヴァカンスに備えて少し身体を絞るためのジム通い。また、娘の友人宅訪問や会食などでほとんど毎日ブラッセルに通っている。


で、ブラッセルで最近何が起っているかと言うと...日に日に人が消えて行く...
ホラー現象ではなく、ヴァカンスのために都会が空くのだ。

「日曜日の大都会をゆく」のは「退屈」の例である、と何かに書いてあったが、(この場合の日曜日とは、欧州のそれでなければ意味がない。なぜなら商店がすべて閉まっているから)まさにその感じ。月単位でなんとな~く手持ち無沙汰な雰囲気がただようので、終末を迎えたかのよう。
車の少ない通り、ひっそりした街角、ひとけのない店...
まあ、なんでもロマンティックな方に考えるクセがあるので、そういうのも嫌いではないのだが。


反対にブルージュには日に日に人が増えていく。
でも、まっすぐに歩けないほどにぎわう古都は古都で、かえって色あせているように見えて...



気候が変わって夏らしくなったら...
デコルテが開いたサマー・ドレスと10センチヒールのサンダルで外出したい。

腐ってしまう前に。
(わたしって本当にしつこいわね。でもこれが一種のMoet節、なのである)
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