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ホテルBonpoint




パリのボンポワン本店地下のレストランで食事をして想像力を刺激されたらしい娘が、「ホテルBonpoint」なる構想を描き、設計図を描き上げた。

ヴェルサーチのホテルも、アルベルタ・フェレッティのホテルも、ブルガリ・ホテルも実在するのだから、ボンポワン・ホテルだって充分あり得る...
いや、ボンポワンは、店のスタイルがすでに「子供部屋」風なので、実現が一番近いブランドと考えても無理がないのかも。


彼女の青写真によると1階はレストランとブティック、2階から5階までの客室、6階はプール。
こと細かく、スタッフ・ルームや物置、照明の種類まで描きこまれていたのには笑った。ペットの同伴も可能らしい。



ホテルに関する夢想、でわたしが思い出すのは、ホテル・ニューハンプシャーやホワイト・ホテルだ。

どちらの作品にも縁のあるフロイト先生がホテルについてどう分析しているのかは知らないが、”多数の部屋のある建物”という特徴が、特別な意味合いを持っていそうである。
娘はきっと日々、彼女の中の”無数の部屋”にいろいろモノを入れながら成長しているに違いない...

それはそれで興味深いが、もっと即物的に...将来娘がホテル・オーナーにでもなって、母親の夢(=ホテル暮らしをする)をかなえてくれたらよいがな(笑)。



...



パリで訪ねた友人のお嬢ちゃまが店内でスカウトされて、先日ボンポワンのショーに出たのだそうだ!
普段からここのお洋服を着ている、とてもかわいらしくて愛らしい彼女なの(ママも美しい人なのだ)。次回は必ず見に行く!と堅く約束してきた。


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