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面食いとman eater




「Moetのせいでわたしが結婚できない」と友人(日本人)が文句を言っている。


彼女は壮絶な面食いだ。ゆえにわたしとは活動市場が異なっていて、迷惑をかけたことなど一度もないのだが。もちろんこれは八つ当たりである。


わたし「わたしは面食ちがうもん。」
友人「ちょっと、よう言うわ~。自分。」


わたしはたしかに背丈が高く、優雅な男が好きであり、そばに置きたい男性の条件ではあるけれど、顔は...品のある顔立ちでさえあれば美醜にはこだわりはないつもり。

友人「よう言われてたやん。Moetさん、人食い(man eater)。」

それは事実ではなく、まことしやかな悪いウワサにすぎない(笑)。品がなくて迷惑だ。



しかし面食いと人食いか...人間はどこまで恥知らずになれるのだ(笑)?

彼女は面食いの名に恥じることなく、美しい顔に連動したワルい男が好き。
わたしは素直で純粋で善良で大胆な男が好き。悪かったり、屈折していたり、外ヅラと内ヅラが全く違っていたり、まだ20代だったり、そういう複雑な男は苦手だ。つまりラスコーリニコフよりもムイシキン公爵の方が好きである。
あ、分かった。相手が純粋だから、あたかもワタクシが食っているように周囲から勘違いされてきたのかも...そうだ、きっとそうに違いない。


それにしても、わたしにも市場復活の可能性があるかもしれない...と思っているので、そのためには人食いなどいうウワサが、たとえ無根拠であれあった、などということは書かぬ方が良かったのかも。
彼女の場合は面食いであることを世界中に知られたいそうだ(言挙げでもしているつもりらしい)。


まあ、わたしの好きなタイプの善良な男は、そういうつまらないことにこだわらないのだ、と言っておこう。



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