goo

gucciのドレスと現存在




ドライ・クリーニング店、服のお直し、靴修理店、歯科医、美容師、エステシャン。


「すばらしい技術を持った人はいないか」と常に意識して探し続けている分野である。
逆に、満足のいく技術者とお付き合いのある時は、ハイデッガー風に(笑)「気づかい」が取り払わられた状態なのである。








今日クリーニングから返ってきたGucciのコットンのワンピース。

上の写真のような色調なのだが、全っ然綺麗になっていないのだ。
おまけにドライ・クリーニング独特のあの匂いと、ねっとりするような肌触り(いいかげんな性格だが、こういうところは敏感)。


わたしは白っぽい服装も多く、白はドライでは綺麗にならないため、特に夏は水洗いクリーニングもよく依頼する。
また、学習を重ね、例えば四季を通して家でよく着ているレーヨンのDiane von Furstenbergなんかは洗濯機の手洗い機能で洗う。レーヨンに水洗いは御法度という常識だが、今までに縮みもなければ傷みもない。洗濯機で洗えば本当に繊維の奥の奥まで綺麗になった!という肌触りがするし、もちろん初回洗濯機入れるときは悩みもしたが、今ではこの方法以外に考えられない...

ブルージュには街中に1件しかクリーニング店がない(驚愕でしょ?)、おまけにワンピースのドライ代は最低でも一枚2000円位する、となると消費者として賢くなるしかないではないか。

けれど、このGucciワンピースには化繊が少し入っているし、一回目のクリーニングでもあるし、わたしの最後の切り札のクリーニング屋(ブラッセルの王室御用達)は遠いし、...いつもの店でドライで頼んだのだ。


結果はやっぱりか...


今朝はずっと、洗濯機に入れるか入れるまいか、ブラッセルまで持って行くか、次回高級ホテルに滞在する時にそこの専属のクリーニング屋に頼むべくそれまで保管しておくか、気になり続けている...to be or not to be それが問題だ。


早いところ「気づかい」を取り払い、現存在に立ち戻りたいものである。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )