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貴族?




ヨーロッパ諸国に貴族階級が存在するように、ベルギーにもそれは残っている。


わが家の2件隣のお玄関にも、貴族の称号を伴った金色のネーム・プレートがかかっているし、友人の友人は伯爵と結婚した。

昔ならばある人物がその階級に属するとすぐに分かったのであろうが、今では名前を名乗られるか、お家に招待されるかでないと分かりにくいかもしれない。


......



わが夫は公共の場で「貴族?」と思われることがたびたびある。
先日も今ではすっかり打ち解けたレストランのマダムから「初めは貴族かと思ったのよおおお~」と言われた。

しかしワタクシ、この現象を喜んだり自慢に思っているわけでは全くないのである。むしろ恥じているくらいである。

なにしろ一見(だけ)貴族、しかし時間の経過とともに「あ、違うわ(笑)」と思われている...
彼の姿や身のこなしに優雅で鷹揚なところがあるにしろ、見れば見るほど、つき合えばつき合うほど、高貴指数が下がっていく男...ということなのでこれは困る。

まだ反対(初めは粗野だが、次々とやんごとなき風情が醸しだされるタイプ)のほうがマシ。
彼のことは「赤と黒」のジュリアンみたいに鍛えるしかない。

と、思ったけれど。
いや、あんな男、こっちがつき合いにくい。あ、それ以前に破滅か(笑)。
お手本、探し中。


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