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娘に学ぶ




「僕が留守だと、彼女、悲しんでない?」
出張中の夫が娘を心配してしつこく(笑)聞いてくる。


本当は娘を心配しているのではなく、彼が彼女に恋しがって欲しいの...
その気持、分かるよ。

でも実際のところ、娘は父親のことなぞぜ~んぜん恋しがりなどしない。彼のことが嫌いだからではなく、彼女は「今この瞬間に生きる」ことにかけてすばらしい能力を持っているからである。

だからパパと空港でお別れをする時はちょっと悲しいけれど、次の瞬間には他の楽しいことに気を取られ、早くもわくわくしている....

嫌なことがあっても次の瞬間はご機嫌。
いつでも何でも「これで満足」。

嫌なことがあると電話で夫に愚痴り、翌日話す時もご機嫌ななめで、
いつでも何でも「ちょっと不満」

そんな傾向のあるワタクシは学ばなければいけない。




彼女の好きな花、ピンクのガーベラ




人間世界の醍醐味は甘美と辛苦の間にある。それを自分しかできない方法で体験することが「自分の人生を生きる」ということだ(いきなり人生論)。

彼女が大人になって甘美と辛苦の間を歩むようになっても、今のように「何ものにも侵されない心」を持った人であって欲しい。それは「何も感じない人」という意味ではない。それだったら単なるバカだ(笑)。すべてを意識した上で、侵されない心を持つ(つまり「優雅な生活が最高の復讐である」、というわけ)。

う~ん、娘に期待をかけるより、まず自分がそうなるべき(笑)。


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