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Brugge Style
シュビ・ドゥビ 1985
神戸のトア・ウエストと呼ばれるあたり。
1985年前後から、「ほんまにもうかってるのん?」と思ってしまうような、伊達メインのお洒落なお店ができ始めた。
何かに役立つものを売るビジネス、ではなく、雰囲気を売るビジネス、の誕生(と勝手に)。バブル前夜、という時期がまたまぶしい...
年中クリスマスの飾り付けを売る店。
ポスト・カード他、紙製品ばかり集めた店。
その草分け的存在、そして今も残る、唯一にして偉大な雑貨屋シュビ・ドゥビ。
その頃、わたしは神戸のかっこいい大人の真似をして、遊びに力を入れていた。
洒落たカウンターでお結びを出す、和食のお店。
高架下でシバリスやジェンマなんぞのイタリア下着を扱っていたお店。
地下にあって、近隣,北野の住人がやって来るバア。
どこのマダムもそれはそれは個性的で素敵で、わたくしのアコガレであった。
先日、その辺りをさまよってみて...
あのころ、お店の主人/女主人だったお洒落な人種はいったいどこに行ってしまったんだろう?
「バブル前からお店を持ってた人たちやっぱり親の財産やなんかがある人たちやったんかな案外変わり果てた神戸に愛想をつかして外国にでも移住してしもたとかパサディナとかサントロペとか(嫌に具体的)まどこに住んでてもかっこいい人らやろうねえ」
わたしのヨタ話を、子どもにうなずくようにして聞いてくれる当時からの遊び仲間。
真相はどうなんですか、先達よ。
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