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Brugge Style
シンタ・クラースがやってくる
シンタ・クラース?
何を訛ってるの?それに季節も早すぎない?
という感じだが、まあちょっとお話を聞いてくれたまえ。
シンタ・クラース(オランダ語でSinterklaas。言語の違いで例えばフランス語ではサン・ニコラと呼ぶが、同じ名前であり、同一人物)はおなじみクリスマスのサンタクロースの元になった人物なのである。
彼がアメリカに輸入されてサンタクロースになったのだそうだ。
シンタ・クラース(聖クラース)の起源、伝説には諸説があるが、大筋を紹介することにしよう。
シンタ・クラースは中世スペインの聖職者で、ある事件で子どもたちを救ったことから子どもの守護聖人になった。
毎年スペインから11月15日に船でベルギーへお越しである。

お供のズワルトピット(=真っ黒ピット。彼らが煙突を通ってプレゼントを届けるので顔や手が真っ黒に汚れている。決して黒人ではないそうだが、髪型や衣装は当時の黒人召使いっぽい)と、乗り物であるロバと一緒に。彼が子ども達の家々をまわってプレゼントを届けるのは12月6日(オランダでは5日)で、子ども達は就寝前、自分の靴の中にロバさんのために角砂糖とニンジンを入れて暖炉の前に置いておくのである。
もちろん朝になるとそれらは自分が一番欲しかったプレゼントに変わっている、という...
12月24日のサンタクロースそのものではないか。
サンタクロースはお供を連れていず、乗り物はロバでなくてトナカイ、というところが小さな差異ではあるが。
ちなみにクリスマスに登場するお馴染みのサンタクロースはアメリカから逆輸入されて「クリスマス・マン」と呼ばれている。ややこしいなあ。
子どもたちはプレゼントをもらえる機会が増えるからクリスマスマンであろうがファーザークリスマスであろうが大歓迎するに違いないが。
前置きがいつものごとく長くなったが、今日はシンタ・クラースの上陸を祝っていろいろな催しが行われた。
ブルージュでは毎年運河を行く船上からシンタクラースが子どもを祝福するイベントが名物になっている。時間に出発地点の船着き場に行ってみると街中の子ども達でいっぱい。
シンタクラースの行進にあわせてブラスバンドがお供をし、ズワルト・ピット達がお菓子をばらまきながら歩くので、そりゃあもうハーメルンの笛吹きもかくや、という騒ぎである。
お馴染みのサンタクロースの赤い服や帽子は枢機卿の衣の色であったのか。なるほどね。
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