呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

呉聖園マリア園で紙芝居

2017年07月09日 | ふうちゃんのそら
2013年7月から、呉聖園マリア園に紙芝居だけのプログラムで伺っています。
呉かみしばいのつどいの表現指導、中峠房江さんこと「ふうちゃん」と2人です。

「こどもたちの共感の感性を育む紙芝居」に園長の若野先生に共感いただき、ちょうど4年経ちました。

0歳児さんのクラスは10人くらいから、1歳児、2歳児、年少さん、年中さん、年長さんまで、各クラス20人以上が待ってます。
約140人の大所帯の保育園です。



6月30日(金)
紙芝居『ふうちゃんのそら』を園児さんに観ていただきました。

マリア園は、『ふうちゃんのそら』が紙芝居として生まれる、大きなきっかけになった園です。
年長さんのお泊まり会の夜、中峠さん自身が、「呉空襲の体験をこどもたちに語る時間」が何年かありました。
その中で、中峠さんは語りだけでは伝わらない、伝えきれないという思いと、この体験を次の世代にも形として残していかなければいけない、との思いが募りました。

紙芝居は「保育園のこども達に伝わる作品にする」と、はっきりした対象ができたのは、マリア園での語りの時間があったからです。

今では、保育園の年少さんから高齢者の方まで、幅広い年齢層の方々、1万人以上の方々に観ていただいています。

マリア園の園児さんたち、先生方、ほんとうにありがとうございます。







7月7日は、年中のすみれ組さん29人のお部屋に伺いました。


 
紙芝居、紙芝居、カチカチカチカチ嬉しい話、楽しい話、ハハハハはじまるよ〜


『は〜い』
  脚本 間所ひさこ  絵 山本裕司 (童心社)

「すみれ組さ〜ん」「は〜い」みんな、お返事が上手です。




『みーつけた』
  脚本・絵 大和田美鈴 (童心社)

「もういいか〜イ」と中峠さんが言うと「まぁだだよぉ〜」「もういいよ〜」こどもたちは声をそろえて答えます。



『ともだち だーれ?』
  脚本 得田之久  絵 和歌山 静子 (童心社)

「傘さんのともだちだれだか、知ってる?」「知ってる〜知ってる〜」「お母さんの傘はね・・・」
いろんな答えが返って来る、3歳児さんです。
生まれて3年、もう話したいことがいっぱいあるんだな〜
このやりとりが、作品を通してコミュニケーションが取れる紙芝居ならではの醍醐味ですね。


(英語版もあります)



『よんで よんで』
  作 ときわひろみ 絵 さとうあや (教育画劇)

「おかあさん絵本読んで」「あとでね、まっててね」って、忙しそう。
じゃ「ネコさん読んで」ネコさんは「ニャンニャン ニャゴニャゴ ニャント ニャンニャン」イヌさんも、ブタさんも。
最後はどうなるでしょうか?
いつでも、何歳のこどもたちにも人気の紙芝居です。
(2015年に絵本として発売されました)



手遊び おはしに おさらに ぼたもち だんご



『みんなおそろい』
  脚本 八木田宣子 画 多田ヒロシ (童心社)

雨の多いこの季節にぴったりの紙芝居です。
ケンちゃんは、黄色いレインコートを来て、雨の中にウキウキでかけます。
「あめがふっても平気だよ〜レインコートがあるんだもん」と歌っていると・・・
黄色いレインコートを着た、リスさん、うさぎさん・・・・つぎつぎと仲間が増えていくのを、レインコートから、ちょっとのぞいた耳やしっぽや大きさで当てるのも、こどもたちの楽しみです。





子どもたちのようすと、リクエストを聞きながら進めました。
気がついたら、こんなに沢山の紙芝居を楽しんでいました





来月は2歳児さん、待っててね〜〜










呉聖園マリア園は、昨年新しい園舎となりました。
その新園舎が、呉市が主催する「第21回美しい街づくり賞」を受賞されました。
光が差し込むお部屋で、こどもたちはのびのび成長しています。

呉聖園マリア園については、こちらからご覧ください







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