"BRIXⅡ" Hardy-Tsukuba Scientific, Bridge Seminar

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ブリッジのエスプリ(61)  ブリッジに於ける反知性との闘い(六) ‥或るディレクターの見解

2019年07月25日 | Weblog

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ここまでは或る程度体系的に述べて来ました。これからは、表題の『エスプリ』にそぐうような短めな挿話や議論を記します。短くても事の本質を抉って居ることもあるでしょう。無論、「神は細部に宿る。」(フローベル )という言葉のように、どんな小さなことにも至高の本質は宿り得ますが。

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ディレクター側の正直な本音を見つけました。

Finally
The aim of this “Ethic of the Month” series is to make our players aware of the day-to-day
irregularities which are easily avoided, and thereby reduce the number of calls to the Director.

[それによってディレクターを呼ぶ回数を減らすことが目的である。] ➡ 全文

著者は、EBU(英国ブリッジ連合)のマナー指導者らしい。 

Above all, enjoy your Bridge in the knowledge that we are playing to the best standard of behaviour promoted by the EBU.

[我々が、EBUが推進している最高水準の振る舞い方に合わせてプレイしていることを知って、ブリッジを楽しんでください。]

文中の他の部分からも、ディレクターを呼ぶことに対して抑制的な態度が見えるのですが、それはともかくとしてクレームについては次のように指導している

As declarer, even if you are clear from trick 1 as to how many tricks you will make, it is sensible
to delay making your claim until it will also be equally clear to the defenders. 

デクレアラーとして、1トリック目で何トリック取れるかが明らかな場合でさえも、ディフェンダーにも同様に明らかになるまでクレームを遅らせるのが賢明だ。

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[訳者の言葉] この場合の問題は、

  1. ディフェンダーの理解力

    ですが、日本では、

  2. 理解が著しく遅いプレイヤーが多くなった。

    だけでなく、今回のケースのように、クレームが、取りようによっては言葉足らずだった程度のことに付け込んで、

  3. 考え付く限りで最も劣悪なプレイを要求するのが、「権利」であり、自分のブリッジ能力の発露だと勘違いしている(半世紀前には一部にそういう解釈も有った。)プレイヤーが再び出始めている。

英国のブリッジプレイヤーも、同じ状況なのでしょうか。それが果たして「最高水準の振る舞い方」に沿ったものなのでしょうか。

そうだとすれば、ブリッジというのは、我々が思って来た英国紳士淑女のイメージ(口絵写真)と重ねられるようなものでなく、とても下品なゲームだということになります。

_______

† 異説多し。「チコちゃん」の知識と同じ。 尤もらしいけれども鵜呑みにしたら笑われる。

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