レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

『薔薇王の葬列』14巻

2020-10-01 06:47:06 | マンガ
『薔薇王の葬列』14巻
 前巻ではついに即位。仮装舞踏会で女装というのは少女マンガの男装設定でのお約束。
 今回いろいろな点で驚いた。
 ヘンリー6世との思い出のある小屋でバッキンガムと熱い時を過ごすリチャードが過去の出来事を語る、そんなにさらけ出しているのにやがては・・・と思うと辛い。
 体の不調をジェーンに診せると「妊娠の可能性」・・・読者もびっくりだ。それをきいたバッキンガムが嬉しそうな顔を見せることにも驚いた、とんでもない危機だろうに、そんな状況で子供持ちたいか、と、恋に狂うとそんなものだろうか、どうなるんだ~~!?
 ちびエドのけなげさ、アンの気丈さと戸惑い。
 この話、だれも幸せにならない。リッチモンドの一人勝ちだったらムカつくぞ。こいつと結婚させられるベスがかわいそうだっ!その際は母親の血でしたたかさが目覚めてほしい(エド父ちゃんは基本的にはひとのいい性格だったと思う)。

 リチャードの容姿に誰かとの共通点を感じていた。髪型が『ブラックナイトパレード』の三春と似ていることは前から感じていた(三春は善人だけど)、・・・そのつながりで、リッチモンドは「カイザー君」に似ている。ただの「DQNな後輩」ではなくて実はワケありの重要キャラだとあとで判明。
 リチャードの容姿タイプは、『ひなたの狼』の歳三と重なるということに気がついた。細くて全然男っぽくない外見、でも戦場でイキイキ。

 テレビアニメ化決定とは驚いた。『乙男』の先例も手伝っているのだろうか(未読)。
 深夜枠だろうな。あれを家族そろって見るなんて想像できん。
 どういう構成だ?とりあえず途中まで、反響によって再開?そして連載はあとどのくらい続くのだろうか。
コメント
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