レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

文庫マジック

2009-01-25 07:02:42 | 
「ユザワヤマジック」という言葉は、さくらももこ編集の雑誌「富士山」に出てきたのだったか、それともエッセイだったか。ユザワヤに行くとついついいろいろ買ってしまいたくなるということだった。私は「コミケハイ」という語があってもいいと思う。コミケは行くのに思い切りがいるし、着いて入場するまでに時間がかかるし、だったら買い物もたっぷりしないとモトがとれない!(?)という気分になって財布のヒモが緩む・・・のではないのかな。私自身はかれこれ5年行ってないけど。

 「文庫マジック」なる言葉があるかどうか知らない。文庫になったらお得感が出て、この際だから買ってしまおうという気になること。(マンガの場合は、通常コミックスが既に安価なので、ほんとは値段のうえでたいしてトクなわけでもないのだけど。)
 私はこのところ、なんだかどさどさと買ってしまっている。三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』、清水義範『インパクトの瞬間』、トーマス・マン『すげかえられた首』などの新刊に加えて、さほど理由はなくドストエフスキーにモームにディケンズを何冊も。部屋にあっても落ち着かないので、当座のぶん以外は外の物置へ。『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』も欲しいのだけど、新潮文庫の装丁は気に入らないな、トルストイの顔なんて楽しくないっ! 岩波文庫のほうがいい。 今年中に読み終わるのだろうか。腐るものではないし、気長にいこう。
 --と書いてから数日経った。上記のとおり、岩波文庫で『戦争と平和』、『アンナ・カレーニナ』を買った。これで、文庫本買いたい熱はひとまず収まった、やれやれ。
 それにしても、新潮文庫の『アンナ・カレーニナ』は、カバー表のデザインは全く同じじゃないか、「上」「中」「下」しか違わない。せめて色くらい変えろよ。
コメント (4)
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