TROPICAL PARADISE BRAZIL!!!

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ブラジルのガソリンスタンド

2009年01月26日 02時18分57秒 | ブラジルの警察、交通、車、自動車免許
ブラジルのスタンドには、
1、軽油ディーゼル
2、ガソリン コムンgasolina comum(レギュラー)
3、ガソリン アディチバーダgasolina aditivada(ハイオク)
4、アウコー(アルコール)alcool
5、ガイス(天然ガス)gas natural
とあります。

去年末に、BRガソリンスタンドで20Lのガソリンの給油を頼んだら、間違えて従業員がアルコールを6Lも入れてしまった

私達は、“アルコールをじゃ抜いてくれ。”と言った。
すると、2人の従業員が口を揃えて
“大丈夫。そのうえから、ガソリンを入れれば問題は無い。たったちょこっとだから。上から入れれば問題ない。”と言った。
そりゃ、スタンドで、しかも二人から言われれば、いいのかああ。と思ってしまう。でも、私の車はフレキシブル(ガソリン、アルコール兼用)ではない。

不安を抱きながらも、彼らの意見に従った。でも、問題があったことを考え、領収書を彼のサイン共に貰った。
この間違えてアルコールを入れてしまった従業員は、丁寧で、親切で
“もし何かあったら戻ってきてください。でも、大丈夫のはずですから。安心して下さい。”と言った。

ま、想像通り、2,3日後に車は壊れた。。。。
去年、既に車は古い部品を替えたりして、順調に走っていたのだ。メカニックに電話して、“車が動かない。。”と止まってしまったところに来てもらった。彼は、
“おかしいなあ、いきなりそんなに壊れるなんて。。。”とどこが悪いのか調べていた。で、私は、“はっ!”として、
“実は。。。”と、スタンドでの事を話すと、メカニックの彼は、“そうか、じゃあ、問題はここだ!”とすぐにガソリンのタンクを開け、ボンバーが焼けている事が分かった。

アルコールと、ガソリンについて。
ガソリンの中には、アルコールが含まれています。ので、本当に微量のアルコールを入れてもすぐには壊れません。
Q:じゃあ、今回は何で?

A:アルコールは、ガソリンよりも沸点が高く、エンジンから、タンクからガソリンより高温になります。
私は、タンクがからになってから、20Lのガソリンを買い、そのうち6Lがアルコール。3分の一がアルコールだったわけです。そりゃ、微量ではない。って訳。

多少のアルコールが入ってすぐには壊れませんが、エンジンは確実に弱ります。

ブラジルのガソリン自体、そうやってアルコールが混入されているので質も悪いんです。

でも、びっくりする事は、ブラジルの会社のハイオクは実はレギュラーと同じ価格。何故???です。ハイオク車には願ったり叶ったり。
でも、いい車には、ここでは、海外からのスタンドSHELLのV-POWER(これは、ちょっと値段があがる。)がお勧め。普通車も月に一度エンジンを綺麗にする為に入れることをお勧めします。

ま、結局修理に200レアル以上かかりました。アルコールが直接関わっていなくても、しっかりとエンジンは弱りました。
スタンドには210レアル修理代を請求。最初、従業員不在と言われ、出直し。2度目、全てこの従業員の責任にあると、言ってきたので、私達はこの結論に納得がいかなかったので、経営者に通してください。と言って帰る。3度目、正規の領収書が修理工場より必要と言われ修理工にお願いして作る。(まああ、お金をどうやって払わないで言いか考えて難しく難しくしていくんですね。)

4度目。領収書を持っていった。
すると、
“やはり責任は従業員にあるので、会社がお金を払いますが、従業員がのちに会社へ返却することになりますので。”と。
“では、この領収書は意味がないではないですか?”
管理者“しかし、それが妥当な考えで。。彼が過ちを犯したので責任は全面彼にある事だし。。”
“いいえ。そちらの従業員に対しての対処の仕方をちゃんと教えていればこういうことにはならなかった。二人の従業員が同じ事を言ったのは、そちらの指導ミスだと思います。彼は間違えて入れたものの、その責任を負う必要はないと思いますが。その考えを変えていただけないなら、私はPROCORN(プロコーン=消費者苦情センター。かなりの力があります。)へ行きます!”
と言った。
管理者は変な顔をした。“ヒー!プロコーンって。。なんで、この日本人とイギリス人はお金は払いますと言ってるのに、食い下がってくるんだろう。。”と思ったに違いない。。。

そう、何で私達がそこまでに従業員が払う事に拒否したかと言うと、このミスをしたは、本当に対応が良く、私達を不快にさせたことがない。嘘をついてはいない。
一番に気になったのが、200レアルの支払いを全て彼が追うという事。

みなさん、こういうところで働いている従業員の1ヶ月の給料を知っているでしょうか?彼は400レアルちょっとの給料なんです。
何で、400レアルちょっとの給料から、200レアルの負債が払えるでしょうか?
私達は、このことが大きく頭にありました。世界共通です。従業員がやってしまった負債は、会社や社長が負うべきだと思います。
もちろん、従業員には雷が落ちるでしょう。でも、その責任は従業員に向けるべきではないと思ったんです。
もちろん、契約書に、全ての責任は本人にあり。とあれば話は別です。

で、私達は、その彼、マネージャー、グランドマネージャと5人で分かってもらえるまで話し合い、結局、この負債は、会社側が負担してくれる事になりました。もちろん、きっと20レアルくらいは、彼が払うんでしょうが、大きな負担ではありません。今後彼がこういう間違いをする事もなくなるでしょう。他の従業員もみんな知っているはずです。Gマネージャーが、みんなに警告をする事もするそうです。
“彼はとても丁寧で客にいい対応ですが、この件で首にはならないですか?”と聞くと、
“とんでもない、そんなことはしませんよ。”とGマネージャーが言ってくれました。
きっと、この会社の従業員への対応も変わってくれるといいんですが。。
ま、トータルで、行ったりきたり修理代やらで500レアルくらい使いましたが、200レアルだけでも返ってきて良かったです。

帰りは、途中の高速道路で自転車が壊れてしまって炎天下歩いていた人がいたので修理屋まで乗せて行きました。彼の名前はラファエル。ボンベイロ(レスキュー隊員)で、空手の師範の持ち主で、サイクリングに出かけたが、途中でチェーンが外れ、他の部品まで壊れてしまったそうな。
でも、誰も止まってくれないので、どうしようかと途方にくれていることろだったそうな。

教訓:嫌な事や、悪い事、悲しい事、もやっとするすることがあったら、人助けをしてみましょう。その笑顔を見ると、救われます。ま、自己暗示ですが、いい事をしたらスカっと晴れが出てきます!私はあくまでも、ポジティーボ


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2 コメント

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Unknown (dkaqua)
2009-02-03 04:42:29
eminhaさん、すばらしい!
その毅然とした態度賞賛に値します。ブラジルの最下層の労働者は本当に貧困にあえいでいます。それでも明るくまじめに働く彼らをとても尊敬しています(まあそうでない人も結構いますが)。全ての経営者に言えることですが、社員を一部品としてしか見てない人が多過ぎです。人あってこその企業であることをもう一度考え直してもらいたいものですね。
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Unknown (eminha)
2009-02-03 22:17:58
OBA,Dkaquaさん!
誉められてしまった!WOW
でも、奴隷時代がそのまままだ根強く残ってるって事でしょうね。だから、貧富の差が違うのも世界TOP3くらいに確か入ってましたっけ??
日本はそんなのがないから痛々しく見えますよね。。“1部品”そうですね。。使用人の人達も、下手な成金ブラジル人に雇われるよりも、外国人に雇われた方が同じ労働でもちゃんと扱ってくれるので、働きやすいと良く言います。でも、それが金持ちブラジル人のステイタスなのでしょうか??本当金持ちブラジル人は道徳がなってない人が多いんでしょうね。。あ、怒っちゃった。。。
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