TROPICAL PARADISE BRAZIL!!!

ブラジルでの体験談等を紹介。国際結婚、永住権、不動産、自動車免許、料理、

SAKURAについて。

2009年07月12日 20時50分40秒 | SAKURA(犬)の人生
2年半前、まだ旦那の永住権も申請中で、結婚届けも申請中で。。。。

家は一件やで、セキュリティーが全くなく、申請が受理されたら犬でも飼おうかぁ。。大きな犬がいいなぁ。。。何て話していた頃。。。

一人の女の子が、小さな子犬を胸に抱いて家を訪ねてきた。。

少女“あのぉ。。この子犬を貰ってくれませんか?
私“mmm。かわいいねぇ。。でも、旦那さんと相談しないといけないから金曜日にもう一度おいで。多分駄目だとは思うけど。。。ゴメンね。。”
少女“分かったぁ。。金曜日だね。。
と言って帰って行った。

その日の夕方、その少女がまた子犬を抱いてやってきた。今度は半べそだ

少女“お、お、お母さんが、家ではこの子犬は育てられないから、貰い手が無いなら、今夜にでも街へ捨てに行くから。。。って。。。どうしても駄目ですか??”

私“ちょっと待って!”と旦那のほうへ走っていく。

私“ねええ!!あの子犬捨てられるとって。街に捨てるとって。雨も降りようし、多分、すぐ死ぬよ。かかわいそうに。。ちゃんと世話するけん、飼ってよかろう??犬飼おうか?っていいよったやん!!可愛かろうが。捨てられるとよ!”と、旦那にせがむ。
旦那は、mmmと黙ったまま腕組。。そして、ようやく

旦那“君が世話をするんだな?僕はしないぞ。全然動物の事なんか知らないんだからな。”
私“もちろんくさ!!!OK?OK?OK?”
旦那“OK

って事で、突然、家に住む事になった。。

それが、家の愛犬ブラジル雑種犬のSAKURAちゃん。痩せぽっちで、ビーチで生まれたからか(ブラジルのビーチには沢山のダニが潜んでいます。その為か殆どのノラ犬ちゃんや、世話をあまりされていない飼い犬は、ダニがいっぱいいます。。)、ダニがどうやら生まれた時からいたらしく(母犬がダニがいれば、子供に移ります。)、ちょっと病気がちな女の子だ。やはり母親から離れたのが早すぎたのだろうか。。

実は、これを話すとみんながみんな“あんた気持ち悪い!汚い!”呼ばわりされるんだが。。。
母犬からの離乳が早かったせいもあり、免疫の弱いSAKURAはよく食欲をなくした。。一度、病気のSAKURAをじーっと見ていると、SAKURAに私のよだれがポトンっと落ちたのだ。それを飲んだSAKURAは、目を大きく開け、“もっとくれ!”と迫って来た!だから、手に唾液を落として飲ませた!飲む飲む!!!そして、他の食べ物も食べるようになった。
その後病気をすると、何故か何故か、私の唾液を飲むと復活するようになった。SAKURAにとっては、私の唾液が母犬の母乳から送られる免疫のような役割をしたのだ!(ま、信じなくても、私だけがそう信じていればいいのだ。)

来た日のSAKURAと隣の家の猫を携帯する箱をSAKURAの臨時家に。
近所の何人もの人達(自称:動物に詳しいと。。)に、“え?抗体の注射?そんなのは聞いた事はない。6ヶ月後に狂犬病を受けさせなければいけないよ!”と、予防注射の間違えた知識をもらった私達は、5ヵ月後にやっぱり獣医に確かめようと思って聞いて見る事に。。そしたら、ちゃんとブラジルでも子犬の抗体の予防接種はしないといけないんだ。と言われ、生後5ヶ月になってしまったSAKURAに予防接種を始めた。
よく、今までひどい病気にならなかったものだ。。
そしてこんな風に成長して。。。まだ、ダニが身体から抜けず、痩せっぽっちのまま。。耳の中、排泄物の中にも。。。

そのうち、彼氏も出来。。。これ彼氏のハービー似ているでしょ(このハービー何人もの人を噛んでいる凶悪犯なのだ。)?どうやら父親ではないか。。との噂。。。庭でうOこまでする始末(1枚目ハービー、2枚目SAKURA、3枚目ハービーのうOこ姿を見つめるSAKURA。。。)。。

どうやら、このハービーもダニだらけだ。。。ダニ取り合戦!

そして、彼氏が出来てすぐに初潮を向かえ、即妊娠。。。。何と、ハービー以外に2匹の彼氏がいたらしく、3種類の違った子達が6匹生まれた。。。もちろん、自宅出産です。私が助産婦になりました!!(写真は産んだその日。)
そう言えば、脱走した事が2,3度あった。。。その後、壁を乗り越え、家にハービーと別の犬が家に侵入して来た事があったのだぁ。。

その後、父親ハービーが凶暴であったので、その子孫達である。と言う評判で俺にくれ!俺にくれ!と里親がいっぱい来て大変だったのである。。SAKURAと子供が離れる1日前。。哀愁が漂っていた。。別れを知っていたのだろうか??

今では、
1、避妊ピル注射(6ヶ月毎にする。)もして、
2、虫下しの薬も服用し(CANEX。3ヶ月に1度ご飯に隠して食べさせています。内臓、心臓などに行くお腹にいる寄生虫を退治します。)
3、予防注射もちゃんとしているよ。
もう、ダニもノミも、吸血虫も何もかもSAKURAからいなくなった!!

先週はそんなSAKURAの3回目の予防注射。狂犬病(contra a Raiva)と8種ワクチン(Vacina contra Cinomoseジステンバー,Hepatite,Adenovirus Tipo2,Parainfluenza,Parvovirose,Coronvirose,Leptospirose)(両方で35レアル)を打ちました。最近では接種の時期が1年では短いと言う事で、予防注射は、毎1年半から2年にしています。(犬の状態などによって個人差があるそうです。)



獣医に行くのを知ってか、注射の嫌いなSAKURAは、こんなところに隠れています。。。



どうぞ、これから動物を飼う予定の方、PETSHOPで購入するだけでなく、人間のエゴで捨てられたり、保険所に送られた小さな命達を是非救って下さい。