道路の真ん中に忽然と現れる楠木。
本日は『幸村ゆかりの地めぐり』番外編。
鎌八幡から谷町方面へと歩いていたら、7丁目付近でいわくありげな大木に遭遇。道路を分断し、祠まで祀ってあります。
木に注連縄がはられています。
半端な気持ちで祠の写真を撮るのははばかられる風情だったので、とりあえずお参りを済ませ、傍でお掃除をしていた人に話を聞いたら、やはりご神木で、「伐るとケガする」との言い伝えから、伐採されずに残されているんだとか。
残念ながら、ご神木自体は枯れてしまっています。
帰って調べましたら、正しくは「楠木大神」。根元には蛇が住んでいることから「巳(み)さん」と呼ばれて親しまれ、元はお寺の境内にあったものが、寺の移転後、木だけが残されたそうです。その理由は現地で聞いた通りのものでした。
調べていくうちにわかりましたが、大阪には街中にご神木がけっこう残っているようです。ひと昔前の日本は、想像以上に自然と密着した生活をしていたんですね。
他のご神木もぜひ一度訪ねてみたいと思います