奥には宮殿が。なんてね。
お天気がよかったので、旧居留地をぶらぶら。綺麗な建物が目白押しです。
海沿いは元商船会社などのビルが多いです。
元は工場だったのでしょうか。高い天井です。
中世ヨーロッパを思わせる装飾。
現在はブランドショップが多数。
旧居留地の歴史をひも解いてみましたら、そもそもは神戸港開港にあわせて、外国人の住居や通商の場として造成されたもの。整地が終わって競売が行われたのが1868(慶応4年)でした。居留地はほかにも横浜や大阪にありましたが、神戸は「東洋に置ける居留地として最も良く設計された美しい街」と英字新聞で高い評価を受けたほど抜きんでていたそうです。
重厚な建物が続きます。
大戦で当時の建物の70%が倒壊し、その後紆余曲折を経て一度は衰退したそうですが、昭和50年代頃からその歴史的景観が見直され、ブティックや飲食店、オフィスなどが増加して再び活気が見られるようになったとか。
あくまで洋風レトロなレイアウト。
すこし中国が入ってます?
阪神淡路大震災で再び甚大な被害を受け(106棟のうち22棟は解体を余儀なくされた)たそうですが、現在は復興が進み、本当に綺麗なまちになっています。
大震災で全壊した15番館も現在はこのとおり、復元されています。
近くにあるおちゃめなオブジェ。
アンティーク家具ショップやお洒落な洋服屋さんとかたくさんあって、観るのが本当に楽しいです。神戸という土地柄、カフェも多くて、この日はお天気に恵まれたのでテラスでくつろいでいる方たちがたくさんいました。
震災当時、神戸の街の凄まじい被害状況を映像で観て呆然としましたが、今はそんな面影はどこにもありません。
傍観者である人間が軽々しく口に出すことではないかもしれませんが、東日本や九州で震災に遭われた方々には、時間はかかるかもしれないけれど、いつかきっと復興できるのだと、神戸をみて感じていただければ嬉しいです。
神戸にはお花もたくさん飾られています。