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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

ドタバタ カーニバル 1

2009-08-13 | サンバ
 来年のカーニバルの選曲会がある、この時期は、サンバ仲間とゆっくり話ができるときです。カーニバル直前は、現在、浅草サンバカーニバル直前で、急ピッチで準備をしている皆さんもそうだと思いますが、殺伐としていて、お互いに顔を合わせていても、落ち着いて話をする心の余裕がありません。

 先日のモシダージ・アレグレの選曲会で、カーニバル以来、久々に会ったパシスタ(フリーダンサー)の女の子、アナがいました。
 アナとは、サンパウロの伝統的サンバチーム、ペルーシのパシスタのグループで一緒でした。カーニバルの当日、アナの姿を見なかったので、どうしたか、と気になっていたのですが、何が起きていたのか、8月になって、初めて知ることとなりました。

 ペルーシのパシスタの衣装は、パレードする当日になっても仕上がっていませんでした。夜11時からのパレードだったのですが、前日の夜になっても出来上がらず、当日の朝10時に約束のクアドラ(練習場)へ行っても、衣装は届きませんでした。
 リーダーの家へ行ったら、そこには、まだ、手をつけていない、まっさらなコステイロ(背負子)の土台が山となっていました。

「ごめんね、ごめんね」と謝るリーダー。
 彼らを責めたところで、どうにもなりません。この日、リオの人気サンバチーム、マンゲイラに出場するダンスの生徒さんたちと、最後のサンバレッスンをやる約束をしていたので、私は、途中でもいいから、とまだ装飾が完全に付いていない衣装を奪うようにして、持ち帰りました。

 アナは、どうやら、この後、リーダーの家に着いたようです。前日の夜から朝まで仕事をしていた彼女は、衣装を受け取って、ひとまず寝てからカーニバルに出ようと思っていたからです。

 しかし、リーダーの家に行ってみると、衣装は全然出来ていません。
 これでは、とてもではないけど、今日中に間に合わない! そう思ったアナは、朝からずっと衣装作りを手伝いました。

(続く)
 
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