足元の一歩から
小さなことからコツコツと…がモットーのはずなのですが,実際の毎日は?




今日は岡山大学時代に在籍していた教室のT教授が来徳。徳島大学歯学部学生への特別講義が目的です。ちょうど休診日でしたから,お昼からその講義を聴きに大学へ行きました。

久しぶりに講義室で学生に混ざって講義を聴きましたが,学生の女性の多さに( ・_・;)。私が学生の頃,女性の方の割合は全体の2割弱というのが普通でしたが,今や半数くらいでしょうか。これからは女性の歯科医が多くなる時代??。

T教授の講義もそれにあわせたわけではないでしょうが,「これからの歯科医のありかた」的要素を多く含んだ夢のある講義でした。歯科医師過剰と言われ初めて久しくなります。その中でも徳島は全国トップクラスの過剰地域です。ですから,それに伴ってき聞かされる話は「厳しい時代」「冬の時代」と暗くなる話が多いです。聞いた話によると,歯科医師会の先生方が大学に出向き卒業を前にした学生達に厳しい現状を紹介しているようです。

確かにそれがひとつの現実ですから,仕方のないことではありますが,これから卒業して「さあ,やるぞ!」と思っている若手歯科医のタマゴに「あなた達の進もうとしている道は先がみえません」というだけではあまりに悲しいです。

そんな中でこれまでの歯科医とは違ったスタイルの歯科医像を示してくれたT教授の講義は,学生達にも面白く感じたのではないでしょうか。そのスタイルの歯科医が現場で活躍できるようになるにはまだ「時間」が必要かも知れませんが,道標があれば「やる気」は出てきます。「夢」を追っていくこと,これはとても大切なことですね。

ふと,自分の目指す夢はと自問してみて,すぐに答えが出てこない自分がいることに気がつきました。最近,患者様の治療のことなど,すぐ間近に迫った問題ばかりに気を取られて長期展望についてゆっくり考えることをしていませんでした。私の「夢」・・・なんでしょうか,大きな目標を持っておかなければーと考えさせられた一日でした。

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