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沖縄から東京へ!流転の写真日記

【Jun_30】ジャジャ山三十三観音菩薩像_19

2021-06-30 | TAKENO
ジャジャ山三十三観音菩薩像。
【on_Flickr】0602_JAJA


一遍上人の時宗信徒が19世紀、貧窮困憊する世の中を転換すべく、
祈りを込めて一刀一刀手掘りで顕した三十三体の石像。
一遍上人は「凡てを捨て、ただ踊り念仏を唱えよ」と定住せずに全国行脚した人。

「念仏の行者は、智慧をも愚痴をも捨て、善悪の境界も捨て、
貴賤高下の道理も捨て、地獄をおそれる心も捨て、極楽を願う心も捨て、
又諸宗の悟りをも捨て、一切の事を捨てて申す念仏こそ、弥陀超世の本願にはかない候へ。」


念仏を唱えたところで、ふつうに言われている仏の来迎による極楽往生はありえない。
浄土は外部に存在するのではなく、あなた自身の心の中にある。
妄執にとらわれ煩悩にとらわれ、己自身の存在の尊さに気づかぬまま、一生を終える人のなんと多いことか。

「見よ大地よ、自然よ、この生命の氾濫を。あの仔馬を見よ。
全身に悦びを顕して、あんなに跳んだり跳ねたりしているではないか。
鳥だってそうだ。可憐な声を張り上げて、感謝の気持ちを精一杯伝えようとしている。
山川草木ことごとくが、生命の讃歌を歌っているのだ。これが宇宙というものなのだ。
これが大宇宙に生きるモノの実相なのだ。」
(亀井宏著『踊る一遍上人』より)

生きているその事実をそのまま受け入れ、
その歓喜をそのまま顕せ…「踊る」とは、自然との交歓…「合歓」である。
自然と寄り添い、歓喜する…ことが「踊り」なのだ。
ニッポンのダンスの原型を作った人、一遍上人。

ジャジャ山三十三観音菩薩は、その礎の上にある。

#photobybozzo
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