オクシモロン (対儀結合)
という言葉をご存知だろうか
自分は正直知らなかったし
今までその概念にすら気づくこともなかった(汗
つまり相反する単語同士をくっつけて
矛盾するはずの言葉に意味を持たせるというもの
例えば代表的なところで
「ありがた迷惑」「生きた化石」
「小さな巨人」「近くて遠い国」など
よく見れば相反する単語同士なのに
なぜかすっと理解できてしまう
こんな短い文章の中に
たくさんの情報が詰まっているとさえ感じる
いわば表現に深みを与えているのである
そして今さらクリエイターや仕掛け人が
手法としてこれを利用していることに、
その種類の多さに驚かされた
■ 興味を引く面白いタイトル
バック・トゥ・ザ・フューチャー
「未来に戻る」なんて矛盾もいいとこだが
映画を観れば
これ以上わかりやすいタイトルはない
ギンギラギンにさりげなく
内気な目立ちたがり屋?(笑
■ 新しい考え方の提案
ヘタうま
ブサかわいい
ツンデレ
■ 深い薀蓄のある表現
永遠の一瞬
生ける屍
健康のためなら死んでもいい
■ 複雑な心理をうまく表現
うれしい悲鳴
残酷なほどにやさしい
・・・なるほどなぁと感心してしまった
ちょっとした目から鱗である
ただしインパクトを前面に押した
オクシモロンとは異なるものもあるので注意
「さよなら絶望先生」や「漂流教室」
「未来ドロボウ」は違う
椎名林檎なんか得意そうと思いがちだが
「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」
なんかは当然、違っている
この手の偽オクシロモンに紛れて
気づきにくかったのかも知れない
今後、新しい表現を紡ぐ際の
ヒントにさせてもらおう。
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