原発・・・。
なんであんな手に負えないもの造っちゃいましたかねぇ・・・。
今も造り続けているんですよ。
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「使用済み核燃料を冷やすために、ヘリから水を撒く方法を検討している」
なんてことを言ってました。
それって、「注入」じゃないですよね(^^;
よもや、散水しか手が無いとは・・・。
4号機の、火事の原因も良くわからない。
鎮火についても、「いつの間にか消えていた」と言っている(笑)
・・・いやいや、「(笑)」なんていう微笑ましいもんじゃないですよ。
核を扱う施設が、勝手に燃えたり消えたりしてるんですよ!?
どうやら、原発を造る方々の発想に、
ひとつ大きな落とし穴がありそうです。
それはつまり、原発は、
「“想定どおり動いているかどうか”しか、確認できない」
ということ。
しかも、計器を見て想像するだけで、事実を確認する方法が無い。
想定どおり動いていないことがわかったとき、
その原因を突き止める方法、あるいは、修正する方法は、無い。
(例えば、「海水を注入しているが、水位が上がらない」とか、
「水が入っているなずなのに、温度が下がらない」とか)
水を注入しても水位が上がっていかないとき、
「水位計の故障や、水漏れが起きているかもしれない」
というコメントがしきりに発表されていましたが、
水位計がほんとに故障しているか、
水漏れが実際に起きているのか、確認のしようがない。
(・・・ということは、気づかずに水位計が故障していたとしたら、
「水位計が満水を指していても、空焚きになっているかもしれない」
ということですよ!?)
爆発した後に、
「何らかの異常が発生していると考えられる」
とは、ちょっとのんき過ぎるような・・・。
「放射性物質が、漏れ出したかもしれない」
というコメントもあった。
つまり、漏れそうな状態で踏みとどまることは、できない思考ですね。
漏れたかどうかは、施設の外のメーターを見て判断するしかない。
オムツが取れない子供みたいなもんです。
「出た・・・」とだけ、報告する(^^;
大人なら、あとどのくらいで漏れるのか、
それを判断して、我慢したり、トイレを探したり、対処する。
・・・びみょ~~~に、話がそれましたね(^^;
戻して、まとめましょ。
例えば、ある種のシステム(プログラム)を作るとき、
そのシステムは、必ずフローチャートの中で完結していなければならない。
エラーで止まるようなものではなく、
エラーがあったら、変数に数値を代入して返してくるようなものでなければ、
問題が起こることを予想することも、
問題点を修正することもできない。
原発というのは、運転し始めたら、
すぐに停める、原発を廃棄する、ということはできないのです。
何重にも安全策を張り、
複数の方法で故障や損傷を把握できるようなシステムを作らないと、
今後、原発に頼る発電制度そのものに向けられた不審の眼を、
払拭するのは難しい・・・。
・・・長くなっちゃいましたが、最後に
映画「機動警察パトレイバー2」より、
射撃教官の太田さんと、研修生の会話を紹介して終わります(^^;
研修生「教官!質問。なぜオートを使わずマニュアルで射撃研修を?」
太田「オートモードが故障したらどうする!?」
研修生「でも、出動はペアが原則ですし・・・」
太田「その僚機が行動不能だったら!?」
研修生「いや~、しかし、そんなケースは万に一つの・・・」
太田「その万に一つに備えるのが、俺たちの仕事だろうが!このボケ~!!」
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