★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

北原早苗「少年」

2013年10月27日 21時00分41秒 | 音楽
 ♪去年の~僕の心の中は~ひどく穏やかで静かだった~
 そんな出だしの歌詞だけが、40年来、頭の隅に引っかかっていて、どうしても曲名、歌手名が思い浮かばなかった。おぼろげに加藤和彦の作曲だったと記憶していたが、ネットで歌詞検索しても出て来ず、その都度うっちゃっておいた。
 
 今日たまたま70年代のギター小僧のバイブル的な雑誌「GUTS」をネットで見つけ、バックナンバーのコンテンツを何気なく見ていたら、【「少年」北原早苗】というのが目に止まり、記憶の奥の警鐘が鳴ったような気がした。
 試しにYou Tubeで検索したら、ものの見事にビンゴ! 懐かしい歌が流れ出した。
 
 1970年の、そんなにヒットした曲でもないが、青春の始まりに妙にフィットした歌詞とメロディだ。
 1970年といえば、激動の60年代と狂乱の80年代の狭間の変革の年代の始まりの年で、ちょうど私の高校入学の年と重なっている。少年期から青春へと変わる多感な時で、いろんな情報や流行や変化が押し寄せてきた時期だ。
 
邦楽でも洋楽でも多くのヒット曲があったにもかかわらず、もとまろの「サルビアの花」とともに、なぜか当時の訳のわからない悶々とした心象風景の断片を思い起こさせる曲だ。
 
 You Tubeのコメント欄に同じような思いのコメントがあるのが、嬉しくもあり、切なくもある。
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1 コメント

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はじめまして (深野巫女)
2017-01-25 16:51:33
(北原早苗)でネット検索してたどり着きました。
「少年」についての書き込み、全く同意、同感
です。私は、1971年2月頃、ラジオの深夜放送を聴いた聴いていて、番組が終わる時間、夜明け時に「出発」を聴き、北原早苗という歌手を初めて知りました。丁度、卒業式まで長い休み中、毎日、深夜ラジオを聴いていた時期の、心境が「出発」の歌詞そのものでした。『少年』は、その年の秋に、レコード店て見つけて、即買いました。又々、その時期の心境にピッタリ当てはまる歌詞、感動を抑えられませんでした。北原早苗という歌手を知る人も無く、
この感動を共有できる方もいなくて、
このblogを見つける今日まで、ずっとずーと心に留めていた気持ちが、一気に鮮やかに蘇り、記事に感激しています。子供から大人に変わる、あの複雑な心境を歌詞に乗せ、曲も、
彼女の声にも、何とも言い表せない〈哀愁〉がありましたよね。曲の終わり(いつの日〜〜……)
が、悲しいでも寂しいでもなく、余韻を残して終わる。あの余韻を今でも引きずって生きています。

私は、アメーバで、この名前でblogを書いています。主に懐古歌謡曲を、想い出と共に振り返っての書き込みです。「出発」を初めて聴いてから約半世紀、来月あたり、北原早苗についての記事を書く予定ですが、
あまりにもマニアックな歌手の曲です、実際にblogupするか、未だに迷い中です。
長々と失礼しました。

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