コロナ VS オリンピック

　関東1都3県の緊急事態宣言の解除に迷っていた政府が、2週間の延長を打ち出した。
　各知事からの延長要請前に先手を打った形だ。

　宣言の発出にはかなり難色を示していた政府が、解除にも消極的になっているのが笑える。
　新規感染者の激減が、調査、集計手法の変更の影響と思われるので、実際の感染者数を非公式に把握している政府としては、スンナリ解除に踏み切れないのだろう。
　
　当然、オリンピック、Go Toキャンペーンとの絡みがあってのことだろう。
　宣言解除後にコロナ感染がリバウンドしたら元も子もない。それこそオリンピックは中止に追い込まれるだろう。

　そのオリンピックも海外からの客は入れず、国内観客も人数制限をする方向のようだ。
　中止だけはなんとしても避けたい政府の必死のパッチだ。
　
　政府の思惑としては、オリンピック開催を起爆剤として、コロナで打撃を受けた経済の回復を目論んでいるのだろう。
　今月25日が聖火リレーのスタートなので、それが開催か中止かのひとつの目安となるはずだ。
　聖火リレーもこのところ芸能人ランナーの辞退が目立っている。
　果たしてオリンピックはコロナに勝てるのか。

　コロナのパンデミックや変異の予言を的中させた、インドの天才予言少年が、コロナは今年11月には収束すると予言している。
　それまでオリンピックを延期してはいかがなものか。

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