【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

シリーズ・登山家の横顔_002ー①

2013-10-15 16:23:27 | 冒険記譜・挑戦者達

=ウーリー・ステック(スイス)=

 シュテック/ Ueli Steckはラングナウ・エメンタール、スイス にて生まれた(1976 年 10 月 4 日)。 スイスの登山家。 アルプス三大北壁の最短登頂記録を持ち 卓越した登攀技術と常人離れした高所耐性から、「スイスマシーン」の異名をとる。   

 まず、エピソードを紹介しよう。 

       ・2008年2月13日、ほとんどのクライマーがチームを組んで、二日はかけて登頂するアイガー北壁(高さ1800m)に、単独、命綱無しで、わずか2時間47分33秒という驚異的なスピードで登頂した。  

       ・2008年5月、アンナプルナを登山中にスペイン人登山家イナキ・オチョア・デ・オルツァ隊の遭難事故が発生した際には、自らのチャレンジを捨て遭難現場に急行。二人のうち一人は救助の甲斐なく死亡したものの、ウーリーの迅速な対応により一名は生還を果たした。この活躍が評価され、チームメイトのシモン・アンターマッテンとともに「プリ・クラージュ(Prix Courage)賞」を受賞した。  

       ・2012年5月にはエベレストの無酸素登頂に挑戦。登頂予定日には異常高温によるルート崩壊で待機していた登山家の大渋滞に巻き込まれ、デスゾーンで予定外の待機を余儀なくされるアクシデントが発生。同行のシェルパが力尽き撤退する状況の中、ウーリーは登頂に成功して生還を果たした。 

      ・2013年4月、エベレストでシモーネ・モロ、ジョナサン・グリフィスと共にシェルパと乱闘事件を起こし、登頂を中止し下山することになった。 

 主な登頂記録は・・・・・

アイガー北壁"The Young Spider"初登頂
グランドジョラス北壁ソロ 最短登頂記録・2時間21分

シュテック/ Ueli Steckは17 歳でシュテック登山で 9 の難易度評価 (UIAA・国際山岳協会)極限の何度“9級”を易々と達成した。 18 歳の彼は、アイガー、モンブラン山群のボナッティ・ルート( Bonatti Pillar /ドリュ西面)を登っている。 2004 年 6 月、彼はアイガー、メンヒ、ユングフラウ の三山を25 時間以内でステファン・シェギスト(Stephan Siegrist)と共に登り切っている。 脅威的な速攻登山である。 

彼を有名にした格別の成功は、所謂 「クムブ遠征隊(Khumbu-Express Expedition)」であろう。 2005 年の登山専門雑誌に、彼の名前が現代ヨーロッパに於ける“最高のアルピニスト”の一人に選ばれたのです。 選考委員会はこの遠征隊にてシュテックがチョラツエ/Cholatse(6440m.)北壁とタボチェ/Taboche (6505m.)の東壁を単独登攀にて初登を成し遂げた評価を世界に知らしめたのです。 

2007 年の事、ヒマラヤの巨峰・アンナプルナ主峰南壁を山麓より頂上に向かう直接ラインを登攀ルートに設定して登攀。 無論未踏のルートである。 シュテックはヘルメットを直撃する落石に見舞われた。 彼は意識を失い、無意識のまま200 フィート以上に滑り落ちる。 しかし、幸いにも脳震盪だけで生き残った。 

2008 年 5 月にシュテックは再び、アンナプルナ主峰南壁に挑戦していた。 この度は天候不順の上、ダイレクト・ルートは雪崩の巣に変貌した。 高所キャンプでの待機は一週間にも及ぶ。 上部に滞在していたスペイン隊のテントが雪崩に襲われた。 彼は直ちに救援に登る。 しかし、スペインの登山家イニャキ ・ オチョア デ オルザ(Iñaki Ochoa de Olza)は彼の救護にも拘らず、医療設備が無く 死亡してしまった。 

帰国した彼を待ち受けていたなは“アイガー賞”であった。 山岳活動の向上・目覚しい記録樹立に功績した登山家への表敬であり、彼が最初の受賞者としての栄誉を手に入れたのだが、シュテックはプロの登山家ではない。 熟練した大工とインターラーケン リングゲンベルクに彼は住んでいるのです。

 危険な壁と境界線を一気に突破 

ほとんどの登山家はアイガー ( Eiger ) の危険な北壁を登るのに2日間を要するが、スイス最速のアルピニスト、ウエリ・シュテック氏ならば、3時間以内にできる。

そしてシュテック氏ならばマッターホルン ( Matterhorn ) の北壁も1日中かからないだろう。実際、ほとんどの人が10時間も神経をすり減らしながら登るところを、彼は1時間56分でやり遂げた。

ヨーロッパ・アルプスで繰り広げられたウーリー・ステック/Ueli Steck氏の足跡をたどり、スーパー・アルピニズムの軌跡を話してみよう。 

 《下線部のクリップにて追記説明》・・・・・続く・・・・・・

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