【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

皇帝ペンギンの潜水戦略_学究達=257=/塩見こずえ(06/11)

2021-11-23 05:49:39 | 浪漫紀行・漫遊之譜

長くて27分以上、深さにして560m以上 鳥類でいちばんの潜水能力

-65℃の氷原上で身を寄せ合い、雪しかない絶食状態にて繁殖地で抱卵するオス

卵が孵化する約120日間で体重は40%以上減少、再び海洋に戻る途中に死ぬオスがいる

オスだけが抱卵するコウテイペンギン、その潜水戦略を解き明かす塩見こずえ

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた】 を基調に編纂

(文=川端裕人/写真=藤谷清美、塩見こずえ(調査) & イラスト・史料編纂=涯 如水)

塩見こずえ(06) /  第3回 南極ペンギン牧場 =1/2= ◆◇

塩見さんがマクマード基地で参加したコウテイペンギンの研究チームのフィールドは、「ペンギン牧場」と呼ばれている。

 普通の意味での牧場なら、牛や馬や羊が草を食んだり、飼料を与えられたりするわけだが、ここでは充分に厚い氷の上を柵で囲って、その中にコウテイペンギンがいる、という構図。柵の内側にはドリルで開けられた穴があって、ペンギンたちはそこから海に入ることはできるが、近場に別の開氷部がないので、結局は同じ場所に帰ってくることになる。年によって氷の状態が違うため、調査はまずこの「牧場」の場所選定から始まる。

「マクマード基地からスノーモービルで出発して、厚い氷のところをみんなで見て回るんです。自分たちが寝泊まりする建物も設置しないといけないので、ちゃんとした氷のところじゃないと駄目ですし、ドリルで穴を開けて厚さを確認しながらロケハンします。ここなら大丈夫と思っても、周りに氷の裂け目とかがあると、そこからペンギンが逃げてしまうので、条件に合った場所を何日かかけて探して、場所が決まったら基地から重機を持って来てプレハブみたいな観察所兼宿泊所を建てて、柵を立てて穴を開けて……というふうにシーズンごとにやっています」

 ここで誰もが素朴な疑問を抱くだろう。

 じゃあ、ペンギンたちはどこから来るの? と。

 穴を開けたら、どこからともなくやってくる、というわけではあるまい。

「近くに繁殖地があるので、まず、ヘリコプターで飛んで、繁殖地から海の近くのあたりでうろうろしている繁殖に参加してないペンギンを見つけました。野生なのに人を見たらすぐに逃げるというわけでもなくて、みんなで取り囲んで徐々にせばめていくと捕まえられるんです」

 この時が、塩見さんと野生のコウテイペンギンのファーストコンタクトだったそうだ。そして、「思ったより小さい」という感想を抱いた。

「何人かで、怪我をさせないように捕まえて、専用の箱に入れてヘリコプターで運ぶんですね。15羽捕まえまして、わたしがデータロガーを着けたのは3羽です。最初はちっさいなあと思ったわけですけど、やっぱり捕まえるとなるとパワフルで、全然かなわないって感じでした。フリッパーで、バシバシやられて、わたしの足、しばらくその形にアザになってましたから。データロガーをつけるときも、大人3人がかりで押さえてやらないと、全然じっとさせられなくて」

 なお、捕まえられたペンギンは2カ月ほどの観察期間が終了後、1羽も欠けることなく、元いた繁殖地の近くに戻された。気になる人もいると思うので、念のため先に書いておく。

・・・・・・明日に続く・・・

■□参考資料: 可愛くて愛くるしいコウテイペンギン=皇帝ペンギン= (6/6) □■

コウテイペンギン(エンペラーペンギン)の習性 

最後に、コウテイペンギンの習性について、育雛・巣立・換羽などを細かく紹介していきます。

育雛と巣立について : コウテイペンギンは基本的に1〜3月を海で過ごし、残りの期間を繁殖地で過ごします。 繁殖地の段落でもお伝えしましたが、繁殖地は海から100km以上離れているため、長時間歩くことがほとんど。

繁殖地に着くと、メスは散乱を終えるまで40日間程度、何も食べずに過ごします一方でオスの方は繁殖地についてから抱卵が終わるまで115日間も絶食に耐える必要があるんです。

あの大きな身体は、この絶食期間を耐えるためにあると言っても過言ではないかもしれませんね。 ちなみに、孵化するまでの間ずっと卵を守っているのは実はオスのコウテイペンギン。 抱卵中のオスは雪を食べるしかない絶食状態に置かれるため、エネルギー消費量を抑えるため睡眠に近い状態で過ごすものの、孵化する頃にはオスの体重は40%以上も減少してしまう。 その間、メスは食糧を調達するために、海へと出ていくのです。

Emperor Penguins Huddle for Warmth   https://youtu.be/OL7O5O7U4Gs

オスは飢餓に耐え愛する我が子のためにコロニーを守り、メスは愛する我が子のために餌を求めて旅にでる…。 可愛いの裏側には、こんなドキュメンタリーがありました!

また、オスは孵化後のヒナに『ペンギン・ミルク』と呼ばれる食堂分泌物を与えます。この分泌物は非常に栄養が豊富で、ヒナの体重が倍になるぐらいまで育てることが出来るんですよ! メスが海から戻ってくると、ヒナの給餌はメスが行うため、オスはやっと海に出て行けることになるが、遠い海までの道のりで力尽き死んでしまうオスもいる。

そしてオス再びクレイシに帰り、メスが海に出て帰って来る。 あとは、両親が交代しながらヒナたちを育てていくことになります。 こうしてペンギンの1年のサイクルが行われている訳なんです。

ハドルの形成 : ハドルとは、スポーツよく使われる言葉。 チームを作って輪になることで、やる気を起こさせたり指揮を高めたりする行動のことです。 コウテイペンギンも同じく密集し、輪のように固まって寒さを凌ぎます。 この時に、両親同士が交代で世話ができるように、クレイシ(共同保育所)に入る訳です。 これにより、ヒナたちをブリザードなどの危険から守り、生まれてまもないか弱いヒナたちを育てていきます。

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How Penguin Moms Find Their Chicks

動画のURL: https://youtu.be/ECxwzOmlDAU    

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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