【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 08月20日(火曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-08-20 05:10:26 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ 日本で小学校令が改正。授業料が無料化、それをきっかけに子を小学校に行かせる親が急増。その日に500万人の子供が自由を奪われ、胡乱になったとか(1900年)。 ◆ 人やら馬やら路面電車・自動車やら、おまわりさんの手に負えないくらい交通量が多くなった東京の34地点で3色灯自動信号機が取り付けられる(1930年)。見物人が屯することになり益々混乱。 ◆ プラハでソ連主催による5,000輛の戦車による戦車道のデモンストレーションが始まる(1968年= プラハの春: チェコ事件)。

◎ ◎ 第4回 私が酸素を必要としない理由(1/2)/ G・カルテンブルンナー ◎ ◎

- - - ナショジオ・インタビュー G・カルテンブルンナー / 文=西野淑子/写真=的野弘路 - - -

  ==== 8000m峰14座、全てを無酸素で登頂した史上初の女性登山家がゲルリンデ・カルテンブルンナー。46歳。「シンデレラ・ブルドーザー」と称され、今も山を深く愛し、登りたい山に自然体でチャレンジし続けている。(インタビュー・文=西野淑子/写真=的野弘路) =====

――ゲルリンデさんの登山に影響を与えた人たちのことを教えてください。

 まずは、私を山に導いてくれた村の神父さんですね。私の両親も、5人の兄弟姉妹も、登山を趣味にはしていませんでしたので、彼との出会いが全てだったと思います。2002年に登頂したマナスル以降は、ラルフとヒロタカと山に行くことが多くなりました。

――ドイツの登山家、ラルフ・ドゥイモビッツさんと、日本人で初めて8000m峰14座すべてを登頂した登山家の竹内洋岳(たけうち ひろたか)さんですね。

 はい。3人で何度も8000m峰を登りました。ヒロとは、彼がラルフの公募登山に参加したことがきっかけで、一緒に山に登るようになったのです。みんなとてもタフなクライマーであり、私たちはバランスのとれたよいチームでした。

――以前、 竹内さんにインタビューをしたとき(前記参照)。彼はゲルリンデさんのことを嬉しそうに話してくれました。

  彼は素晴らしいクライマーです。体力だけでなく、メンタルもとても強い。いつも落ち着いて、8000mの地点でも、街中にいるときと同じように穏やかに平常心で過ごしていました。彼とはフィーリングがぴったり合うんです。2カ月近くずっと行動をともにする高所登山では、一緒にいるときの関係性はとても重要。彼との登山では、トラブルもストレスもなく、私も心地よく過ごせたのです。

――ゲルリンデさんが高所登山のパートナー、チームメートに求めることは?

「登りたい、登るんだ」というモチベーションを保ち続けられることですね。普段とは違う環境でも、悪天候などで思うような条件で登れなかったとしても、気持ちを切らさずに我慢強く山に向き合える忍耐力も必要。また、正直に何でも話せることです。たとえば「今日は調子が悪い」と思ったときに、それを正直に伝え合うことができるか。

――逆に、チームメートにいたら困るタイプは?

「こんな条件では行けるか分からないな……」などと、すぐにマイナスなことを考えたり、口に出してしまうような、ネガティブ・シンキングな人は、一緒に山を登る仲間としては好ましくないです。体力や技術があったとしてもメンタルが弱く、モチベーションが保てない人は、チームの中で不安要素になってしまいます。そして、もし条件が悪く登頂できなかったとしても、それも高所登山なのであり、そのことを受け入れられる人でなくてはなりません。

――当時夫であったラルフさんとは、何でも言い合える間柄、ベストなパートナーだったのでは?

 彼はすばらしいクライマーですし、今も親しい間柄です。しかし夫婦という非常に近い間柄ならではの難しさがあったかもしれません。私たちは標高8000mという厳しい環境の中でずっと行動をともにしていて、気持ちを共有していました。友達なら理解し許せることでも、夫婦だからこそ受け入れられないこともあったと思います。

――K2のとき、ラルフさんは途中でベースキャンプに戻ったとうかがいましたが、それも夫婦だったことが関係していたのでしょうか。

 私たちの間では、仮に一方が途中で引き返す決断をしても、もう一方が登山を続けたいと思ったら、止めずに続ける、というルールを設けていました。ラルフが戻ったのは、彼自身が既にK2を登頂していたから、無理をしなくてもよかったんです。私は気力も充実していたし、行けると思ったから進みましたが、彼が私と同じ気持ち、モチベーションでなかったことが残念で割り切れないとそのときは思ってしまったんです……。もっとも、ベースキャンプから無線で天気予報などの報告をしてくれたことが、私たちの登頂には大きな助けになりました。

――ところで、ゲルリンデさんは8000峰14座を「無酸素で」登頂しているのですね。

 はい。今までの登山で、酸素を使って登ったことはありません。私の登山のポリシーとして、無酸素で登ること、荷物を持ってくれるシェルパに頼らない、ということがあります。自分の持っている力だけを使って登りたい、と思っているのです。

――私たちがイメージする高所登山では、大きな酸素ボンベを背負って歩く姿が一般的なように思いますが、無酸素と有酸素では何が違うのでしょうか?

 得られる酸素の量が大きく違います。酸素を使って8000m地点にいるのは、無酸素で6000m地点にいるのと同じと考えてよいと思います。一般的に、5000mの地点では酸素の量が平地の1/2、8000m地点では1/3になります。8000m地点の酸素量では,人間は生命を維持するのが非常に難しいと言われています。

 

・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ・

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森のなかえ

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