☆ 保安官とカウボーイ兄弟が牧場で血統を争ってしまったため、ガッツ石松を召還してしまう(1881年=OK牧場の決闘)。 ☆ 安重根義士によって、伊藤博文への天誅が下される(1909年)。これで日本の国民から政府に至るまで頭に血が上り、翌年には朝鮮がお取り潰しに。 ☆ 朴正熙とその取り巻きによる酒席での悪口に諜報部門のトップが逆ギレ、銃弾をお見舞いし18年にわたった独裁政治を終わらせる挙に出る(1979年)。他方、病気の担任の代理として坂本金八が東京都墨田区立桜中学校3年B組で教鞭をとり始める。
◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第 17回= ◎ ◎
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2012年8月8日 / (Web編集部)
トルストイがチベットに行ったのは1942年から43年。まだ戦争中でした。 目的は中国を支援する補給路の開拓です。 トルストイの旅程はこんな感じでした。
42年7月にワシントンを出発。チベット政権の許可を得る間はインドに滞在し、9月に許可を得てすぐチベットに向かいます。12月はじめにチベット入りをはたし、12月20日にラサでダライラマに謁見。それからさらに3カ月滞在して、43年2月にラサを発ち、6月に青海に到着してミッションを終えました。
42年7月にワシントンを出発。チベット政権の許可を得る間はインドに滞在し、9月に許可を得てすぐチベットに向かいます。12月はじめにチベット入りをはたし、12月20日にラサでダライラマに謁見。それからさらに3カ月滞在して、43年2月にラサを発ち、6月に青海に到着してミッションを終えました。
「チベットの慣習にしたがって、ダライ・ラマ猊下のお許しが出るまで誰もいっさい訪問はできなかった。到着から数日して、謁見の日時は12月20日の午前9時20分と外務省から知らされた。ダライ・ラマにとっていちばん縁起がいい時間だという。縁起のよしあしはとても大事なことなのだ」
ポタラ宮 = 歴代のダライ・ラマが住んでいたチベット・ラサのポタラ宮。かつて茶馬古道を旅して都にたどり着いた隊商たちも、その堂々たる姿を目にしたことだろう。13階建てのポタラ宮は、18~19世紀、世界で最も高い建造物だった。写真=Michael Yamashita=
2010年5月号 「伝説の茶馬古道」より = ポタラ宮は丘の上にそびえていた。ダライ・ラマ猊下の謁見室はその頂上にある。訪れる者はふつうは長くて広い階段をえんえんと昇らなければならない。しかし、私たちは優遇されていたので、宮殿の裏に通じる細い山道を馬でゆくことを許された。それからエスコートされて迷路のようなポタラ宮の中庭を抜け、質素で小さな待合室にたどりついた」
茶馬古道;チベットのザルガマ峠。かつて茶が磁器や絹より高価だった時代、茶を背負った人やラバたちは、つづら折りの山道を進み、標高4658メートルのこの峠を越えた。現在、道は整備され、乗用車やトラックが走り抜ける。
「私たちが1列になっていると、入口にある重いカーテンが引かれ、美しい装飾が施された謁見室に足を踏み入れた。僧侶の列と高官の一団が壁に沿って立っていたけれど、部屋の真ん中はぽっかりと空いていた。私たちのまん前にダライ・ラマの玉座がある。1メートル四方の平らな正方形で、高さも1メートルほど。背もたれもまっすぐ。
猊下は足を組んですわり、先のとがった黄色い帽子をかぶっていた。私たちはひと目みるなり、若いけれども厳かで、もろいところのまったくないご様子にたいへん感銘を受けた」 ダライ・ラマはこのときなんと7歳。写真も掲載されています。それを見ると、とても7歳の男の子とは思えません。トルストイの表現を「なるほど」と思わせるものが確かに見てとれます。
その後、トルストイはチベットから中国へ行く許可を得て旅をまっとうするのはすでにご紹介したとおり。彼によれば、このような許可がおりるのは22年ぶりでした。ちなみに『セブン・イヤーズ・イン・チベット チベットの七年』を書いたオーストリア人のハインリッヒ・ハラーが命からがらラサにたどりつく約2年前のことです。
結局、チベットを通る補給路は実現しなかったとはいえ、トルストイには偵察の役目もありました。この旅で得た情報はとても貴重で、あとでたいへん役に立ったそうです。おかげでトルストイ(孫)は勲章をもらいました。
どうです? トルストイとダライ・ラマとナショジオ。そんなにヘンな組み合わせでないことはおわかりいただけました?
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次回は “ « 『ナショジオ』と赤シャツと『ライフ』 » “ に続く・・・・・
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