【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 10月21日(月曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-10-21 05:10:18 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

☆ 関ヶ原で石田三成が狸親父に挑むも、段取りも根回しも後手後手に回り狸親父の腹黒さに敵わなかった(1600年)。 ☆ 戦況の悪化に追い込まれた大日本帝国が自ら神風を起こす挙に出る(1944年=神風特別攻撃隊)。 ☆ 北側の隣国が気になった韓国、対抗して国産の飛翔体をぶっ放す。流石に周辺諸国に迷惑はかけなかった模様(2021年)。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第 15 回= ◎ ◎

1921-1956期 追考 « ナショジオが見た戦中の日本 »  1/2 

……National Geographic Journal Japan 〉 ニュース〉 旅&文化〉 より……

2012年7月25日 / (Web編集部)

 再三度、「ナショジオが見た日本」シリーズです。こんどは「戦中」。第二次世界大戦中の「ナショナル ジオグラフィック協会の日常」でしたから、これでやっと追いつきましたネ。ふぅ。  戦前までの記事は、過去2回で紹介した通りです。1930年代は元大統領から貧乏旅行を楽しむ若者まで、みんな日本を好意的に描きました。

 ところが、日米開戦後は手のひらを返したように変わります。

日米が開戦をして最初の記事は1942年8月号に登場。戦前の日本で5年間ほど暮らしたウィラード・プライスによる「知られざる日本(Unknown Japan)」でした。サブタイトルは「世界でもっとも狂信的なふたつの国のひとつを作った人々の素顔(A Portrait of the People Who Make Up One of the Two Most Fanatical Nations in the World)」。ふたつの国のもう一方? もちろんドイツです。

 記事の中身はこんなふう。 「日本人の強みのひとつは人命軽視である。米国人は生きることを重視するが、日本人は国のために死ぬことに価値を見いだす。彼らは子供の頃から、個人の存在はさほど重要でないと教えられ、キリスト教徒がもつ人間の価値や尊厳といった概念はもたない」

「日本は個人主義ではなく、厳しい集団主義を尊ぶ。確かに日本人は集団行動を好み、チームワークに優れている。日本には支配者などいず、集団のルールがすべてだ。天皇といえど象徴的な存在でしかない」

「日本人は、仲間に遅れをとるくらいなら死んだ方がましと考える。そのため、自殺も多い。ある時私たちは8人の学生グループと一緒に浅間山に登ったが、下山時、グループは7人になっていた。1人は噴火口に飛び込んだのだ。試験失敗の屈辱に耐えられないというメモが残っていた」

「日本人のもうひとつの強みは良心の欠如である。彼らは『日本を発展させるものは何でも正しい』という道徳律に縛られている。これは、国家と天皇は神聖であり、あらゆる一般的な善悪の基準を超越するという考え方だ」

「日本人の致命的な弱点は、確たる宗教がないことである。日本の仏教は、形式や儀式を重視するばかりで、神道も、天皇と祖先を崇拝するものであり、服従以外、何の教えもない。キリスト教やユダヤ教、イスラム教や儒教、アジアの仏教などにみる、信仰における道徳的教訓は、日本ではあまり重視されない」

 宗教については、宗教戦争てのもありますから、それがはたして「致命的な弱点」なのか中の人にははなはだギモンですけれど、これでもか! というぐらい批判的ですね。前回紹介した「日本人は変化を受け入れる一方で、自然や地理的条件がもたらす困難に毅然と立ち向かう、活発で優しい人々である」とはエライ違いです。

 このように、戦中は「ドイツと並ぶ狂信的国家、日本」の精神性を探る記事がしばしばお目見えします。

 同じ「狂信的」といっても、強烈な旗振り役のヒトラーがいたドイツと比べると、ほとんどのアメリカ人にとって、日本が戦争にいたった経緯はおそらく相当に謎めいていたのでは。そもそも国力の差は圧倒的。あの東条英機ですら日本が勝つとは思わず、開戦した夜に公邸でひとり泣いたといいます。まして、多くのアメリカ人にしたら日本がアメリカに戦争を仕掛けたのはどう考えても無謀、いや、理不尽に思えたのではないでしょうか。アメリカがそう仕向けた、という話はあるにしても。

 というわけで、3カ月後には日本が戦争にいたる歴史的経緯をなぞる記事が続きました。掲載は1942年11月号で、同じくウィラード・プライスの「満州で日本はロシアと対峙する(Japan Faces Russia in Manchuria)」です。タイトルは現在形ですが、大日本帝国陸軍の「関東軍」が暴走をはじめた1931年の満州事変までさかのぼり、満州国の建国、日中戦争、さらには39年のノモンハン事件でソ連に敗れて南太平洋に目を向けた流れをざっとおさらいしています。

 ご存じのとおり、1941年12月の真珠湾攻撃で始まった日本とアメリカの戦争は、1945年8月に終わります。当初は勢いのあった日本でしたが、1942年6月のミッドウェー海戦を境に、『ナショナル ジオグラフィック』にアメリカ勝利の記事がたびたび載りはじめます。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

次回は “ « ナショジオが見た戦中の日本» “ に続く・・・・・

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