サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング第4弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part4
ナンバンギセル・2~果実
今年の夏、長池公園では大発生していた「ナンバンギセル(南蛮煙管)」。その後の様子を見てみると、果実が熟して何やら恐ろしい姿になっていた。ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物で自身では葉緑素を持たず、光合成で養分を作れないため、イネ科などの植物の根に寄生して養分を吸収している。果実には0.5ミリ以下の淡黄色の小さな種子が大量に出来ているのが確認できるが、これが地に落ちて発芽できるのはごくわずか。その発芽は、イネなどの宿主の根から放出される物質によって促進され、発芽後に吸器(吸収根)を形成し宿主の根に寄生する。雨や風で運ばれた場所に運良くイネ科植物などの宿主が居れば、発芽できるわけだ。
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この植物は名前だけ知っていましたが、寄生植物だったのですね。
一度見てみたいです。
ところでこれ、ナンバン「ギ」セルと「キ」の音が濁るんですね。
私には濁らない方が言いやすいので、見つけた時には濁らないで言ってしまいそうです(笑)。
0.5mm以下ですか、でも見てみたいな。
極小サイズでもそんなに遠くまでは飛んでいかないのかな。
親が育っている付近ならイネ科の植物は幾らでもありそうですけど
全部が全部発芽したらそれこそナンバンギセルだらけになりそうで
やはり運の良い子だけが発芽するんでしょうね。
良くここまで観察されましたね。
種が小さそう。見えます。
昭和記念公園で数か所に固まっている、たくさんのナンバンギセルを見ました。
私も毎年見に行きますが、ご参考までに下記をクリックしてご覧ください。
http://roman2951.blog135.fc2.com/blog-entry-468.html
種子がぎっしり詰まっているんですね。
私が観察したナンバンギセルは、この姿がなく地面の上で萎れていました。
越してきた時タネを持たせて頂き 自然に生えていたススキの根に蒔きましたが 乾燥気味だったので結局芽が出ませんでした。
今だったら上手に行くかもしれませんが・・苦い経験です。
この地の沢山芽が出るといいですね。
小さな種が沢山見えます。イネ科植物に寄生して生長するとのこと、沢山の種のうち大きくなるのは、わずかなにですね・・・・・・
ちょっとビックリ。そして姿も恐い。
でも確かに次年も寄生するなら
何かを残さないといけないんですね。
おはようございます
ナンバンギゼルは、花はよく見ていましたが
果実は、見たことがありません
こんなに沢山の種子が出来るのに、発芽率が悪いのですね
確かに、寄生する植物がないと繁殖できないので
難しいのでしょうね
生きるも死ぬも運次第というところですね
こちらでは森林公園しかあるところを知りませんが、なかなか行けないし、珍しいものを見せていただきました。
見せていただきました。皆さんのコメントを読ませていただきながら、ヤマノイモのむかごに寄生するというのは初めて知りました。
面白いですね。子供のころは、畑の隅などに植えられている、ミョウガの中でよく見かけました。
それにしても小さな種子ですねえ。
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