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コウヤボウキ・1~冬の花

 野山では花の姿が無く一番寂しい季節だが、それに代わるものを探すのも楽しい。「コウヤボウキ(高野箒)」はキク科コウヤボウキ属の落葉小低木で、綿毛の種子が飛び去った後には、花の形をした総苞片が残る。背丈は60~80センチ程度だが、茎が木質化するためにコウヤボウキは木本類とされている。ただこの茎は肥大することなく2年目以降の茎には葉は付くものの花は付かず、秋には枯死してしまう。高野山では竹箒の代わりにこの木質化した茎を集めて箒にしていたという。
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