田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

な、何なんだ...衆議院予算委員会

2010年02月26日 | 国際・政治

「な、何なんだ...これは?」

さっき休憩に降りていって、ふとテレビをつけたときのこと。

NHKで衆議院予算委員会の模様が中継されていました。

白熱した議論と思いきや、どうも様子がおかしい。やたらと興奮した調子で質問する議員に対し、長妻厚生労働大臣が冷静に答えています。しかし、答弁が終わると、嘘つきだの、数字が違うだの、なんだか見ているこちらが腹が立ってきました。

こんな低次元の委員会でいいのかな?まだ高校の学級委員会の方がマシなんじゃ?

やたらと揚げ足をとろうとするし、言葉尻を捉えて極端な解釈を加えたりするし...。どこかの政党が野党だったときにやっていたことかもしれませんけど、自民党が野党になったのなら、ちょっとは違うアプローチをしたっていいんじゃないかな。

「民主党が掲げたマニフェストが支持を集めた、でも、そのマニフェストはまだ実現されていない」と考えて糾弾を始めたり、揚げ足をとるよりは、自分たちでできる政策や、マニフェストの実現に協力する立場もあるのでは。だって、国民のための国会議員でしょ?国民の生活を豊かにする、さらに優れた案を出したらいいのに...。民主党に手柄をとられてしまう気がするのでしょうか。

「実現を目指して努力するが、確約できるわけではない」と言えば、「今、やらないと言いましたね。ここに書いてあることは嘘ですね」と来る。どうしてそういう論理になるのやら。

4年の間には社会情勢も変化するし、経済情勢も変化します。予言者でも、超能力者でもないのだから、4年後を確約できることの方が恐ろしい。大きな方向性を示すことは、「やらない」ことになるのかな?

もうちょっと建設的な議論であってほしいなあ。国会だし。邪魔していたら、先へ進めませんよ。国内でこんな低レベルのことばかりやっていたら、国際社会からどんどん取り残されるし、国際競争力も落ちるのではと心配です(もう手遅れに近いかもしれませんけど)。

身を粉にして働いている国会議員の方も多いのでしょうが、テレビでは、常に「次の選挙で勝つには」が最優先課題という印象を受けます。なんだか、全国大会に向けて戦う部活動やスポーツチームみたい。「一致団結して、次の大会(選挙)に備えよう!目指すは優勝(過半数獲得)だ!」って感じ。どうやって得点(票)を稼ぐか。大技、小技色々あるけど、地道に1点(1票)ずつが確実かな?大物助っ人(芸能人やスポーツ選手)を連れてこようか?などと考えると、本当に共通点が多いような。


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