BOSSのスポスタ、春にむけて

4月の始動にむけて、ぼちぼち カスタム＆メンテナンスをしていこう！





去年 ローダウンサスに変えたのだが、そのあまりのストロークの無さから
オシリが痛くてたまらない（笑）
この問題を解決するために思いついたのが...
「ソロシートをスプリングマウントしよう！」だ。

しかし、このプランは＜スポツスター乗り＞のあいだでは、超難問なのだ。
メインフレームが後ろに下がっているソフテイルならバッチリ決まるんだけど、
フレームが地面に対してほぼ平行なスポーツスターにやると、
シートが浮いてしまい、カッコ悪くなってしまうことが多い。
そこで、さまざまなパーツを組み合わせながら工夫してみた。



まず、用意したのがイージーライダースのソロシート・マウントキット。
しかし、使うのは配線隠しのためと、スプリングをマウントするためだけのベースだけ。あとは使いません。もったいない...



このテの商品は着脱の際、毎回ジャッキアップしなくてはならない。
これではめんどくさいので、最初に工夫しておこう！



フェンダー下からボルトを通し、ナットで固定。
適長にカット加工したロングナットを締め込み、ダブルナット構造とする。
んで、ベースを上から短いボルトでとめるのだ。
こうすれば後々、日々のメンテナンスや旅先でのトラブル時でも困らない。



次はフロント側。
ブルーグルーブのマウントブラケットと、ガッツクロームのシートステーを用意。
イージーの付属品では、シート高も高くなるし、ボルトでの固定なので着脱性が悪いのだ。



まずはフレームにブラケットを固定するための穴を開ける。



25ｍｍのカラーを入れて固定し、高さを出します。
これでマウントベース前方はツメで引っかかってるだけになりました。
プラスティックハンマーでツメを叩き、多少、圧がかかってるのでズレません。



肝心のスプリングは高さが出ないよう、V-TWIN製の1インチ・コイルスプリングをチョイス。1インチサイズは非常にめずらしい。
ストローク量が少ないので、シートのスタッドボルトが当たらないよう、皿ネジを使い下側でとめる。



着脱が容易になるよう、考える。
まず、シートのスタッドボルト下部にブッシュを入れ、ガタつきを防止し、先端にドリルで穴を開けました。



その穴にステンレスの割ピンを通して固定。
こすれば、ピンを抜くだけで簡単に跳ね上がるのだ。フフフ...いい感じだ。



セミハイサイドバックのシートゆえ、後ろからみると若干 隙間が気になるが許容範囲だ。
フラットタイプのシートを使えば、この隙間は解消されるが
ハイバックの方がホールド性に優れているからなぁ...難しい選択だ。
まぁ、気分で着せ替えてもいいですよね。



サイドから見るとこんな感じ。
体重がかかり沈み込んでも、どこも接触しないギリギリのクリアランスだ。
1インチということで、腰の負担が大幅に軽減されることはないだろうが、以前よりはマシになるんじゃないかな？
スタイルと実用性を両立させるのは難しい。

ショップに依頼すれば、もっとスマートにいくのかもしれないけど、
自分であれこれ考えながら工夫するのも、また楽し。

4月になったら試し乗りしてみよう！