goo

黒い宝石

昨日、友達のK氏から「キャビアが手に入ったんだけど一杯どう?」というお誘いがあった。

世界の三大珍味のひとつ「キャビア」
そんな高価なモノ オイラは食ったことない!喜び勇んで出かけました。

K氏宅のダイニングテーブルに並んだそれは、クラッカーにクリームチーズを塗り、その上でキラキラと怪しくも美しく輝いていた。
世界中の食通を唸らせるその漆黒の小さな粒は、TVでしか見たことがない僕の興奮を否が応でも掻き立てる。

一同、キャビア様に向かい衿を正し姿勢を整え いざイートイン!
皆、しばらく口をモゴモゴ動かし、初めてのキャビア様の食感を堪能する。

彦麻呂よろしく「チョウザメの宝石箱や~!」とか「口の中で奏でるハーモニーや~!」とか言うのかと思われたが
一同、一斉に「しょっぱくネェ~!」「うまいか?」

黒い宝石と賞賛されるキャビア様もオイラ達 貧乏舌にかかったらこの有様だ。
うん。いいもん食ってネェ~なぁ~ バカ舌兄弟。(失礼!K氏)

「フランスパンにのっけて食べるとウマイらしい」ということで
早速やってみた。それもジャムを塗るようにガバ~っと!(貴重さが解っていない)
しかし、先ほどと同じリアクション。べつに~って感じだ。

こうなったらヤケクソで、先だってのカキがあったので
蒸したカキに山盛りキャビア様をのっけて食べてみた。

ウマイ!!

こうして僕たちバカ舌兄弟のキャビア様の食べ方をあみだしたのだ。(笑)

それでもまだキャビア様が残ってたので「キャビア茶漬けにして食う?」なんて恐ろしい会話をしていた。
かくして、一瓶数万円はするであろうキャビア様はアッという間になくなった。

キャビア様に合うお酒といえばシャンパンかワインなのだろうが
そこはオヤジなオレ達、ビールに焼酎、日本酒まで登場する始末。

キャビア様に散々、失礼のかぎりを尽くしてしまった。

生きながら腹を裂かれ内子を取り出されたチョウザメの霊に呪われるに違いない

                                            合唱








コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする