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トラウマ

中学一年の一学期、英語のテストで0点をとった事がある。

答案用紙を返す時、先生が一人ずつ生徒の名前を呼んで教壇までとりに行く
先生は点数を読み上げ、コメントを添える。
よくある風景だな。

僕の名前が呼ばれ先生の前に立ったとき、先生は薄笑いを浮かべていた。
直後にその意味を知る

先生は僕の答案をみんなに見せながら 大きな声でこう言った
「おーい!みんなー!見てみろよ!こいつの答案!0点だぜぇ~!」
「this isをdisu izuなんて書いてやがるぜ!バカじゃねぇ~のぉ~!」
教室内は大爆笑。

今だったら大問題だろうな

小6の時、ローマ字を習った。aiueo kakikukeko sasisuseso....って。
だからディスイズはdisu izuだと思い込んでいた。(ディって、正確にはdhiか?いまだに解ってないなぁ)笑


当時でも小学生の頃から塾に行ってるやつはたくさんいて、
みんな、ある程度基本ができていたみたいだ
先生もその前提で授業を進めたらしく僕はまったく理解できていなかった。

だからといってバカ呼ばわりはないよね
先生自らみんなをあおって僕を笑いものにした....
その時の僕の気持ち分かるかなぁ

僕はどうしたかといえば、現代風に言えば「キレた」のである。
くやしくて、悲しくて、泣きながら答案をひったくり、
「俺は日本人だ!英語なんか出来なくても生きて行ける!」
「もう俺はオマエの授業なんか授けねぇー!」
そう叫んで教室を飛び出してしまった。
そして次の日から英語の時間になると、外でフラフラしていた。
ボイコットってやつだな。

二年生になって教科担任が代わると授業に出るようになったのだが
基本がまったく出来てないので、みんなについて行くどころか
何を言っているのかすらわからなかった。
中学は義務教育なので点数が悪くても進級し、卒業できる。
高校に入ってからホントに苦労の連続だった。
高2の時、英語の教科担任に呼ばれ「おい、おまえなんで英語のテストが2点で
国語が100点なんだ?わざとやってんのか?たのむからちゃんとやってくれよ」って。
学年主任に怒られるらしい。他の教科は成績がいいのに英語だけ悪いのは
教え方が悪いんじゃないかって。(笑)  悪いことしたなぁ(笑)
僕はいたって大真面目なんだけど、解らないものはしかたない。
ずっとそんな調子で卒業式の前日まで補習に通い、おなさけで単位をもらい卒業したのだった(笑)

そして現在。こうしてキーボードのアルファベットを見ているだけでも
あの忌まわしい過去がトラウマとなってよみがえってくる
拒絶反応をおこしそうだ。(笑)

長い前フリだったが、ここからが本題です。
バンドの課題曲が追加されたのだが、これがなんと洋楽!
ぜ~んぶ英語!(当たり前か...)
俺にローリングストーンズなんて歌える訳ないじゃん(笑)
英語のテスト2点だぜ! 通知表だって10段階で1だぜ!

ここへ来てまた英語に苦しめられようとは!チクショウ!英語の野郎!
いや、英語は悪くない。わるいのは俺だ。

このトラウマを植えつけた中学の時の先生を恨むべきか
意地はって、授業を授けなかった自分を呪うべきか悩むところだ。


                     待ってろよミックジャガ~!









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