愛車「タント」がベルト鳴きをするので、張を強くしたり弱くしたり調整しましたが治らず、交換してみました。
通称ファンベルト、今どきの車でファンに掛かっているベルトはありませんが、わかりやすいのでファンベルトとします。
タントは走行60000Km10年の車で、新車の時から調整は自分で行ってきました。
車屋に任せると、次の車検まで緩まないように2年分張るので張過ぎが多くなります。
結果、ポンプやダイナモのベアリング損傷、冷却水漏れなどが起こるのです。
そのために、自分で常時適量のテンションにしておきたかったのです。
下の写真で、一番下が新品、その上が使用中のファンベルト、一番上が使用中のコンプレッサーベルトです。
サイズは4PK745、山が4本だから4、全長が745だから745です。
一応純正品版のついているものです。アマゾンで2255円、3日で届きます。
メーカー名が「三つ星」なので三ツ星製で4PK745を買えば半値です。
でも、購入するのに、年式、エンジン番号などを送らなければならないので面倒、と言うわけで純正品を求めました。
下の新品と真ん中の使用中を比べると、厚みや幅はほぼ同じです。
写真でわかるようにベルトの谷が広がり、山が細くなっています、この摩耗によって滑ったようです。
ちなみに一番上のコンプレッサーベルトは山がまだ使えそうなのでこのまま使います。
一昔前の山一つのVベルトはもっと長く使えたような気がします。
今回のベルトも「ひび割れ」は全く見られませんでした、寿命がわかりにくいですね。
下に交換時のネジで、中央に見えるスパナサイズ14のネジは上側固定用です、この位置からプーリーの反対側に下側固定用のネジがあります。
下側は14ですが、長いボルトで前後を固定しているので、下側は1箇所を緩めれば良いのです。
上側ネジの左に見える細いネジは、引っ張ってテンションを掛けるネジです、全部緩めないと新品ベルトは入りません。スパナサイズは10です。
ベルトは温まった状態で、わずかに弾力があり、ベルトを左右にねじることができる程度です。
金属を触っているような硬さではベアリングが傷みます。
車屋さんに頼むとベルト代3000円、部品屋に電話したりする手間賃含んでまあそんなものでしょう。
工賃は1時間以内なので3000円程度からで、6000円が相場です。
普通車なら8000円から10000円でしょう。
この程度の作業ならご自分で交換することをお勧めします。大金払って壊してもらうこともありません。
6000-2255-130=3615円の儲けです(130円はジュースの経費代)。