キク科 オニタビラコ属 オニタビラコ
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、林のふちや畑の周りの少し湿った場所で見られます。
高さは20センチから60センチ、根出葉はロゼット上に広がり、茎に葉はつきません。
葉は、やや幅があり細長く、先はとがらず葉柄側は羽状に深く裂けます。
細い茎は上部で数回枝分かれして花がさきます、黄色の舌状花が20個前後あつまります。
よく似た「コオニタビラコ」は舌状花が10個前後なので区別がつきます。
下の写真で、開いた花の陰につぼみがあります、つぼみは円柱状で先が丸くなっています。
花が終わると総苞が閉じて、総苞の基部が膨らんだ三角錐になります。
種子が熟すと総苞が大きく開いて、「タンポポ」のように冠毛をつけた種子が風に乗って飛んでゆきます。
葉の形が「ヤブタビラコ」に似ていましたが、種子に冠毛があるので「オニタビラコ」です。