偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書16 録事尊(栃木・日光市)

2021年11月30日 | 里山石神端書

栃木県日光市瀬尾・八坂神社

 愛宕山の南山麓にある発電所のフェンス脇に八坂神社が建ち、その入口の覆い屋に地蔵菩薩が祀られています。


 そこにある案内「禄事尊について」には、「大谷川の洪水の災害を鎮めるため鹿沼郡粟野より文化年間に迎え祭った」とあります。鹿沼郡粟野は現在の鹿沼市粕尾で、雷除けで知られた常楽寺の伝承に録事尊こと中野智玄が登場します。智玄は天皇から雷様まで治療したという中世の医師で、その功績で録事法眼の名を賜ったとされています。これが後に地蔵となって、粕尾の人たちに背負われて地域を巡行したそうです。
 そうしますと、八坂神社入口の地蔵は「禄事尊」となっていますが、録事尊の地蔵となります。



 禄事尊の手前の道路脇には「男體山」「石経塔」などの石造物が並んでいます。「男體山」は中善寺胡にある男体山。「石経塔」は経典供養塔の一つの納経塔で、ここに写経したものを埋めたという印の石塔です。頭にある種字はバク(釈迦如来)です。


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