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偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書222 三十番神(群馬県みなかみ町三国街道)

2023年09月19日 | 里山石神端書

群馬県みなかみ町相俣の富士新田・富士浅間神社の三十番神(さんじゅうばんしん)

 赤谷集落のさらに奥の富士新田に浅間神社があります。


 神社の案内には、養蚕の神、五穀豊穣の神として木花咲耶姫之命を祭神としたとあります。関東の養蚕の神としては茨城の蚕影神社が広く信仰されていて、富士浅間の養蚕は、それほど普及しなかったようですが、養蚕に熱心な富士信仰の御師が養蚕の盛んな地方に進めたようです。このみなかみ町相俣の浅間神社もその一つだったようです。しかしこの境内に蚕神関係の石造物は見当たりませんでした。




 境内にあるのは如意輪観音、大黒天、庚申塔、薬師如来などで浅間信仰と関係のない、生活に取り入れられた信仰の石造物です。そのなかから「守三十番神」を案内します。
 三十番神は日本の神が1日から30日までの1か月を交代で守護する30の神々で、1日尾張熱田大明神(大日如来)、2日信濃諏訪大明神(普賢菩薩)のようにそれぞれに本地仏が配されました。最澄が始めた信仰といわれ、比叡山の神が多いのも三十番神です。守護するのは天地擁護から国家安泰までいろいろありましたが、日蓮により法華経の守護とされました。
 江戸時代の仏像図版集『仏像図彙』に三十日秘仏が紹介されています。このなかで三十番神の像も紹介されていますが、その多くは衣冠束帯の姿。ちなみに三十日秘仏は30日のそれぞれに縁のある仏を配したものです。
(地図は国土地理院ホームページより)


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