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偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏322不動ノ峰(神奈川)

2011年05月30日 | 登山

不動ノ峰(ふどうのみね) 不動明王(ふどうみょうおう)

3221【データ】不動ノ峰 1614メートル▼25000地図 秦野、大山(地図に山名無し。丹沢山の西の1614ピーク)▼最寄駅 小田急線・渋沢駅▼登山口 神奈川県秦野市の大倉集落▼石仏 不動ノ峰の山頂

32223223【案内】丹沢大山の東山麓にある日向薬師の坊の一つ、常蓮坊にあった日向山修験の丹沢峰入りの順路を記した『峯中記略扣』には、不動ノ峰を「神前ノ平地也 此所ニ不動尊有 此所ニ一宿ス」と記してある。不動ノ峰は丹沢山と蛭ヶ岳の間にある奥深い山。日向薬師を出た峰入りの一行は大山の西山麓にあった丹沢問答口で一泊、鳥ケ尾の先の尊仏で一泊、龍ガ馬場の先の弥陀ガ原で一泊しているから不動ノ峰は四泊目、五日行程の峰入りであったから最後の宿泊地である。それだけに重要な修業地であって「神前ノ平地」と呼んでいたのであろう。「不動尊有」は石造不動明王に違いない(『峯中記略扣』に記された神仏銘は、石仏とはっきり銘記しているのは烏ケ尾の蔵王権現だけで、あとは「大日尊」「弥陀薬師ノ塔」「黒尊仏岩」「竜樹菩薩ノ尊」などの表現で石仏かどうかは不明)。この不動、今回見落としてしまったので平成元年の記録から案内すると、コンクリートの台に不動明王が1体。全体的に風化しているものの、不動の象徴の一つである左手の羂索(けんさく)3224 がはっきり残っている丸彫り像。コンクリート台には石仏がもう一体あったらしく台座だけが残っていた。これがいま丹沢山のみやま山荘に祀られている不動明王だという。こちらは右手に宝剣、左手に羂索を持つ像容のはっきりした火炎光背の浮き彫り像である。

3225【独り言】5月21日はとんでもない暑い日で、それが原因かどうかはわかりませんが、塔ノ岳へ登る大倉尾根の上部で両足がケイレンしてしまいました。初めての経験なのでショックでした。なにしろこのコースは若い時に山小屋の40キロの荷物を背負って何度も登った尾根でしたから……。やはり歳のせいですかね……。それでも尊仏山荘で缶ビールを飲んで、元気を出して黒尊佛を探し。みやま山荘でも缶ビールを飲んで、かつて不動ノ峰にあったという不動明王と対面。どうにか不動ノ峰まで登ってきたのですが、ここにあった不動の石仏は見落としてしまいました。その石仏ですが、昔木ノ又小屋の小屋番だった杉田耕一氏の話では、「この地に休憩所を造ることになって、業者が1メートルほど掘ると不動明王2体と瓶、木箱が出たそうです。木箱はすぐ朽ち果ててしまい、瓶は別の場所に埋め直し、2体の不動はコンクリートの台を造って祀ったそうです。ところがその1体が何者かに持ち去られ、杉田氏が新聞の読者欄に投稿したところ、後日戻ってきたそうです。それでも再盗難を心配して、みやま山荘に預かってもらうことにしたとのこと」。この不動、盗みたくなるような美しい姿です。それからここだけの話ですが、蛭ヶ岳山荘に泊った翌日、犬越路から西丹沢への沢道で浮き石に乗ったまま谷にダイビングしてしまい、足を引きずってやっと帰ってきました。やはり歳のせいです。散々な2日間でした。写真は大倉尾根。

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