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偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏番外 八溝・秋葉山(茨城)種字不動明王

2018年12月17日 | 登山

八溝・秋葉山(あきばさん) 種字不動明王(ふどうみょうおう)

【データ】 八溝・秋葉山 210メートル(国土地理地図に山名は無い。唐竹久保集落の東、地図の赤丸印)▼最寄駅 JR水郡線・大子駅▼登山口 茨城県大子町中郷の唐竹久保集落▼石仏 秋葉山の山頂、下地図の赤丸印▼地図は国土地理院ホームページより


【独り言1】 飯村尋道氏の『八溝山麓の里山を歩いて』(注)によると、八溝山麓の中郷では秋葉山をアッキャ様と呼んでいるようです。唐竹久保のアッキャ様は集落の東の墓地が登山口です。登りだしてすぐ右に入るのがアッキャ様の道で、山側に馬頭観音の文字塔が倒れていました。塔の頭に馬頭の種字ウーン、その下に篆刻文字のような馬頭観音銘がある珍しい文字塔です。尾根に出ると庚申塔が並ぶ一角に出て、ここが唐竹久保のテントウ山があった所と『八溝山麓の里山を歩いて』に紹介されています。

 さらに進むと杉の古木の下に木祠と石祠が並ぶアッキャ様、秋葉山の山頂に着きます。木祠は諏訪神社、石祠が秋葉山のようです。
 石祠の前に倒れているのが種字不動明王です。『八溝山麓の里山を歩いて』には、「祖父の市三郎の手による堅いカナゴ石に彫った不動明王の石塔がある。祖父は高柴沢の滝の上にも同じように自作の不動明王の石塔を建てている」とありました。
 里山にはいろいろな神仏が祀られていますが、八溝山麓の中郷では信仰心が篤く、なにかにつけて社を建て石造物を立ててきたようで、どこの山へ登っても必ず神仏に出会えました。
(注)飯村尋道著『故郷六十年-八溝山麓の里山を歩いて』平成21年、サン企画


【独り言2】 唐竹久保の集落でテントウ山の登山口を尋ねたとき教えていただいたのが飯村氏でした。そして見せていただいたのが、弟の飯村尋道氏の2冊の著書でした。必要なところをカメラで写していると気の毒に思ったのでしょう、貸していただくことになりました。旅先で本を借りたのは初めてです。
 地元の人が足で書いたこの本には、山に祀られて石造物が沢山紹介され、特にテントウ山について詳しく案内されていました。その一例が唐竹久保のテントウ山で、はじめ仲井集落の山だったが、遠いので中前沢集落に移り、ここが狭いというので現在地に移ったそうです。テントウ山の祭祀場を、より身近に祀るように願って動いていた様子がわかります。その結果各集落にテントウ山ができました。しかしそれも昔のこと、テントウ山に登る登山口を探すのは大変という印象でした。テントウ山のほとんどは道がなく、自分の集落のテントウ山しかわからないようで、それを知っている人を探すのも容易でないという状況です。


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