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偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書217 奪衣婆(群馬県みなかみ町三国街道)

2023年08月31日 | 里山石神端書

群馬県みなかみ町須川・秦寧寺の奪衣婆(だつえば)

 参道入口に「不許葷酒入門」銘の結界石が立つ泰寧寺は曹洞宗の寺。反対側には「庚申」銘がある二猿の層塔が立ち、その先の川に朱塗りの橋がかかり、橋の手前の地蔵石仏のなかに奪衣婆が右ひざを立てて座っていました。しわくちゃで歯が欠けた老婆、胸元にはオッパイが垂れ下がっています。


 奪衣婆の役目は三途の川を渡ってきた死者の衣服を脱がせ取り、相棒の懸衣翁(けんねおう)に渡すこと。懸衣翁はその衣を衣領樹(いりょうじゅ)に掛け、枝のたわみ具合で生前の悪行の重さを計るとされています。したがって奪衣婆の座所は三途の川を渡った先となりますが、秦寧寺では境内に入る川の手前にありました。かつては別の場所にあったものを地蔵とともにこの地に移動したのかもしれません。

 橋を渡ると本堂へ続く幅の広い石段が続き、中程に二階建ての火燈窓がついて立派な山門が建っています。


 写真は、川の上流にあった新しい弁財天と境内奥の六地蔵のなかの、燭台を持つ地蔵菩薩です。
(地図は国土地理院ホームページより)


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