偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏26三峰山(群馬)

2006年02月27日 | 登山

三峰山(みつみねさん) 不動八大童子(ふどうはちだいどうじ)

26  【データ】三峰山 697メートル▼25000地図 大間々(地図に山名無し。鳴神山の南にあるピーク)▼最寄駅 JR両毛線・桐生駅▼登山口 群馬県桐生市川内五丁目・名久木バス停▼石仏 大崩林道の先、東から合流する沢の途中にある滝の下

 【案内】川内方面から三峰山に登る信仰の道に、石仏が置かれたのは江戸時代末期。しかし、いまこの道は消滅している。ただ途中の滝まではかすかに踏み跡が残り、入口さえ分かればたどり着ける。滝には3体の不動明王が祀られ、それを守る目的で立てられたのが不動八大童子。慧光・慧喜・阿耨達・烏倶婆我・清浄比丘・矜羯羅・制多迦が八大童子で、木彫では高野山の国宝・不動八大童子が知られている。しかし石仏は少なく、三峰山のように「八大童子」と刻まれた文字塔でさえ珍しい。ここには、そぞれの童子名を刻んだ石塔もある

 【独り言】林道の奥で、1人で作業をしていた営林署の人に話を聞くことができたので、三峰山のかつての信仰の道をなんとかたどることができた。その人が言うには「一人で作業をするときは刃物は使わない。事故でもあると厄介から」。そして「貴方も気をつけな。このあたりでも中高年の登山者が、何人か行方知れずになっているから」とご忠告をいただいた。それから数時間後、道を探している途中でイノシシに出くわした。相手が逃げてくれたのでホッとしたが、一瞬心臓が凍りついたような感じがした。一人でヤブコギするときは、歳と地形を考えてからにしよう。

コメント (1)
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