Tribe Color Time

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電池での音の違い。

2007年12月19日 | ギター関係

久しぶりのギター関係の記事だ。
これを書くと考えただけで疲れる。

今回試したのはエフェクターを電池で使った時の音の違いだ。
上にあるように今回試した電池は、
MITSUBISHIマンガン電池、FUJITSUマンガン電池、
パナソニックのアルカリ電池、DURACELLアルカリ電池、ナショナルのマンガン電池。

そして使用したエフェクターは俺のTS-9/808KWS RE-J仕様と、
俺のケンタウルス。
試した時はこんな状態。

暗いよ。

さて、どういうふうに書こうか。
今回はそんなに長い時間使って試したわけじゃないので、
それぞれの電池の感想は直感だな。
それをふまえた上で興味がある人は読んでほしい。

まず俺が弾く側で試したんだけど、
基本の音を知っておかなきゃいけないので9Vのアダプターで弾いて、
その音を基本の音とした。
ちなみにそのアダプターはPOWER ALLというアダプター。
最初はTS-9でゲインは最大、トーンも最大、レベルは2時くらいで試した。

結果、俺が気に入ったのはMITSUBISHIのマンガン電池。
歪みの荒さ、高音の出方、反応速度とかバランスがよかった。


パナソニックのアルカリ電池はわかりやすい。

ハイがやたら出て音が綺麗になる。
と、書けばいいように感じるが逆。
ハイも嫌な部分のハイが出てきて邪魔だしうるさい。
音が綺麗になるってのは歪みが無くなってる感じ。
うるさいのに中途半端な歪みだから使い物にならん。
しかしアダプターと比べて反応速度は変わらない。

ナショナルの電池とFUJITSUの電池は同じ系統だったかな。

まずナショナルを試した時にすぐに感じたのが、
弾いた時の反応の悪さと、音が細くなった事。
歪み自体は荒さが出ていい感じ。

FUJITSUも同じ感じで音が細くなった。
でも歪みの荒さはいいかな。
しかしこの二つとも音が細くなる事でアウト。

そして楽器屋ではおなじみのDURACELLなんだけど、

これもパナソニックと同じ系統の音。
嫌なハイが出てきて歪みが綺麗になりすぎる。
反応速度はこれもパナソニックと同じでアダプターと変わらない。

マンガン電池とアルカリ電池でどっちのほうが音がいいか?
という話を今まで何度も聞いたが、
よく聞いたのはマンガン電池の方が音がいいという事。
しかし、今回の結果で使うエフェクターによるってのがわかった。
歪み系のエフェクターはアルカリ電池はむかない。
マンガン電池の方が歪み具合がよくなる。
でもブースターとして使うエフェクターなら、
マンガン電池だと音が細くなるから綺麗にブーストする事はできない。
歪みがなくなり反応速度もいいアルカリ電池がいい。
今回はTS-9をブースターとして使ってないけど、
俺の頭の中ではそうなって納得してる。

ってここまで書いて疲れた。
なのでここからは簡単に書く。
ケンタウルスで試した場合も俺の好みはMITSUBISHIだった。
これはアダプターよりも音がよかった。
TS-9の場合は全ての電池よりもアダプターが一番音がよかった。
ケンタウルスの設定はゲイン最大、トレブル最大、アウトプットはアンプと同出力。
これも俺から聞こえる感じはTS-9と同じ様な感じだったんだけど、
DURACELLだけは違った。
これは弾いた瞬間にダメだった。
音が細い。これにつきる。

ちなみに佐々木さんはTS-9だとナショナルのはず。
ケンタウルスでも、ナショナルとDURACELLだったはず。
この選ばれた物の違いは好みもあるけど、
ギターの弾き方にもある。
実際に佐々木さんの弾いているのを聞いてて、
ナショナル、DURACELLは俺もいいと感じた。
なので電池選びはその人次第ってのも入ってくる。
なにがエフェクターにとって一番いい電池というのは言えない。

それとこれをやった結果なんだけど、
やっぱり電池をいちいち変えるのは面倒くさい。
アダプターが便利だよねって事になった。
音にどこまでもこだわる人は電池にしてください。
しかし電池だと電池が減っていくと共に、
音も変わっていってしまうので注意。
エリック・ジョンソンを目指すなら電池で、毎回変える覚悟が必要かな。