とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

中国機、空自機に攻撃動作

2016-06-29 00:58:31 | 海外・国内政治情報等

中国機、空自機に攻撃動作
空自OB指摘、防衛省幹部認める
2016/6/28 22:43
http://this.kiji.is/120520093325247990

 元航空自衛隊航空支援集団司令官の織田邦男元空将は28日、インターネットのニュースサイトで、東シナ海上空で中国軍の戦闘機が空自の戦闘機に対し「攻撃動作を仕掛け、空自機が離脱した」とする記事を発表した。詳しい日時などは記されていない。防衛省幹部は、共同通信の取材に大筋で事実関係を認めた。

 記事で織田氏は、中国海軍艦が今月、沖縄県・尖閣諸島の接続水域や鹿児島県の口永良部島の領海などに入ったことに触れ「海上の動きと合わせるように中国機が極めて挑発的な行動を取るようになった」と指摘。


対中処理をそろそろ始めなければいけないのか、という世論誘導が必要。
それと同時に戦争の名目もきちんと立てなければならない。

WW2で日本は大失敗したからね。

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幸せの基準はどう作る

2016-06-29 00:05:29 | 哲学・社会
前回記事で、「日立、人工知能で従業員の幸福感向上に有効なアドバイス」という件についてピックアップした記事であるが、しかし違和感が残る。

日立関係者で本当に身を粉にして働いている人たち、真摯な人たちを私は何人も知っているが、それと同時に潰れて出社できなくなった人たちも若干知っている。
日立では、仕事の結果を出すレベル、求めるレベルが高いから、という点もあるのだろうが、それと引き換えに自分の身を守れなくなった時、そのレベルは企業として正しいのかもしれないが、労働者にとって本当に幸せなのかを考えねばならない。

産業革命期でのイギリスの労働者を見てみよう。
ここでは、「表向き」の労働時間が一日12時間であり、
 「リバプールでは、一八四〇年には上流階級(紳士階級、自由職業者等)の平均寿命は三五才、商人と上層手工業者のそれは二二才、労働者、日雇労働者および僕婢階級一般はわずかに一五才にすぎなかった。」とする。
http://www.kikukawa-dent.jp/article/14290508.html

私は想像する。
昨今ではそれが是正の方向へ向かったものの、そうしたレベルまでになってしまったのは、さながら、それが社会にとって当然であって、問題意識が利益や現状に拮抗や圧倒をしなかったが為、つまりそれが一部の常識となってしまったがために引き起こされたのではないか。

簡単に言うと、外部からは問題を問題として認識できるが、当事者ではある種当然の慣行になってしまっているが為に、問題の認識と解決が延引されてしまう原因になってしまうのではないかという危惧である。

これは現代にも当てはまる。昨今、安倍首相が「時間外労働が100時間を超えた企業に対する労働基準監督署の立ち入り調査の基準を、80時間に引き下げることなどを実施する。」と労働問題に踏み入って言及してくれたが、これに反する例を私は経験した。

私は2007年の8月のプロジェクトに入る前に「どれだけ残業をやってもいいから、親会社のノルマを達成する為に働いてくれ」とXさんという方から頼まれ、そのプロジェクトで超過残業時間が100時間を超え、それを真正直にそのまま時間報告を提出したところ、「ノルマを達成できたのはいいんだが、今度は労働問題がうるさくて、100時間を超えるとインパクトが大きいから100時間を超えないようにつけてくれ。除いた分は翌月に繰り越していいから」と言われ、私は「はい、分かりました」と答えてその通りにしたこともあった。これに関して、誰もうんともすんとも言わなかったので、その当時はその職場ではそれが当然で当たり前であったようである。
そのプロジェクト期間中は慢性的な疲労があったものの、体重の変化はなかった。だが、プロジェクト終了後、2007年の9月に計った体重と2007年11月に計った体重を比べると、私の体重は8kg減っていた。

これが当時の私の働いていた職場の基準である。
「人工知能で従業員の幸福感向上に有効なアドバイス」を発表した日立がその通りであるかどうかは分からないが、しかしそうしたことを経験した私からしてみると、「幸せや普通の基準というのは職場や世界ごとに異なるので、日立という一つの会社が一概にその基準を決めることはできないのではないか」という疑問が頭をもたげるのである。
二ヶ月で8kg体重が減るようなプロジェクトに投入して、その後うんともすんとも言わぬ存ぜぬを決め込んでいるような職場が日立にあるとは思えない。ただ、私自身は会社づとめにおいてそういう実体験を体験してしまったので、私には、「社会にそれが100%無いとも言い切れない」という立場になってしまったのが実情だ。

本件に関して「人工知能で従業員の幸福感向上に有効なアドバイス」を進めている日立には全く関係の無い話で申し訳ないが、しかし本当のところ、「これが幸せである」と決めたその基準が本当に幸せなのかという議論をきちんと詰めねばならない。

島原藩では、当然の如く農民による叛乱が起きた。松倉氏支配の当時は九公一民である。起こった乱の名前は島原の乱と言う。
江戸時代に租税が五公五民になった時には一揆が増加傾向を見た。
フランス革命時のアンシャンレジームでは第三身分の税金の負担率は80%であった。結果、革命が起こった。

これらは社会がそう要請しているからと口実をつけた収奪の割合である。農民達からはこれだけ収奪しても大丈夫だろう、納得するだろうという幸せの割合である。しかし反乱が起きている。幸せの基準とは一概に決められるものではない。

それに、これは哲学や社会学、心理学の領域だ。その方面での理論的確証は得たのだろうか。


幸せの基準とは、一部の誰かが恣意的に決めていいものなのだろうか。
それがいいとするならば、それはなぜいいのだろうか。
理論が優れているから? その理論はなぜ優れているのか? 

それならば、冒頭のこのハピネス診断に戻るが、この基準をマック赤坂さんに頼めばいいのではないのでしょうか。
京都大学出身の彼は、ハピネス理論というものを確立し、一応体系化しています。

「今日はヒャアピネスを多めに取りましょう。」
「元気の無いあなたは20度までやってみましょう」
「今日は創業日なので全員30度まで」

そんな診断が下されたら本当にやるのか。
というのは冗談ではあるが、しかし誰かが決めた幸福度というのは一般的に通底するものではない。

そもそもが高稼動、高負荷ではあるが、高収入である日立の社員達の基準が世間的に見て一般の幸福度と同じかというとそれは違うように思う。
どこをどうやって幸福なのかを決めるというのだ。
アリストテレスの時代に戻って、幸福とは絶対的尺度で測れるというイデアを持ち出すべきなのか。それとも年収や残業時間の多寡や出世で相対的尺度での幸福を測るのだろうか。

これはいつしか恣意的に悪用されはすまいか、と危惧を覚えている。

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日立、人工知能で従業員の幸福感向上に有効なアドバイス

2016-06-27 23:15:39 | 国内社会批判

日立、人工知能を活用して従業員の幸福感向上に有効なアドバイスを自動作成する技術を開発
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1007290.html

 株式会社日立製作所(以下、日立)は27日、人工知能技術を活用し、働く人の幸福感向上に有効なアドバイスを自動作成する技術を開発し、日立グループの営業部門約600人を対象に試行(実証実験)を開始したと発表した。

 日立では、2015年には、名札型ウェアラブルセンサーで取得した行動データ(身体運動の特徴パターン)から、組織の生産性に強く相関する組織活性度および幸福感(ハピネス度)を計測する技術を開発。また、新たに開発した「Hitachi AI Technology/H」を活用し、企業の経営課題解決を支援するサービスの提供も開始している。

 これまで、組織活性度および幸福感の向上というテーマでは、株式会社三菱東京UFJ銀行や日本航空株式会社など、13社で実証実験またはシステム導入を行っており、コールセンターにおける実証実験では、従業員の平均ハピネス度が高め(平均値以上)の日は、低め(平均値以下)の日に比べて1日あたりの受注率が34%高いことが明らかになるなど、人や組織の活性度、幸福感が、生産性に大きく影響することを実証するとともに、さまざまな企業、職場への展開を進めてきたとしている。

 今回の実証実験では、各個人の大量の行動データを、名札型ウェアラブルセンサーから取得。データを人工知能「Hitachi AI Technology/H」で分析し、職場でのコミュニケーションや時間の使い方など、各個人の幸福感の向上につながる行動についてのアドバイスを自動的に作成・配信する。

 利用者は、スマートフォンやタブレット端末上で、「Aさんとの5分以下の短い会話を増やしましょう」「上司のBさんに会うには午前中がおすすめです」など、職場でのコミュニケーションや時間の使い方に関する多様なアドバイスを日々確認できる。このアドバイスを実行することで、従業員各個人の幸福感が高まり、それに伴い、生産性も向上することが期待されるとしている。また、プライバシーに配慮し、個人のデータは他者からは閲覧できない形で管理される。

 日立では、グループ内の営業部門約600人を対象に試行を開始し、導入効果や運用上の課題などを検証。今後、試行の成果も取り込みながら、今回開発した技術を含む、「Hitachi AI Technology/H」を中核としたサービスの提供を加速し、働く人の幸福感の向上、組織の活性化と、それに伴う企業の生産性向上を支援していくとしている。


1.
気になるのは「ハピネス度」はどうやって決めているのか。
「名札型ウェアラブルセンサーで取得した行動データ(身体運動の特徴パターン)」
で取った移動距離とか? 

2.
「Aさんとの5分以下の短い会話を増やしましょう」
話せない人間には地獄やで。

3.
始まっちまったからには、「成果が出ました」的な発表をするのだと思うのだが、さてはて・・・

4.
労働時間が1日8時間と決まったのはフォードの自動車大量生産から。それ以前は更に多く、更にそれ以前の労働時間は・・・
武士は基本半ドン、中国では今でも午睡の習慣があり、ドイツのノンキャリ官僚は午前出勤して、午後は自宅でガーデニングなのだという。
さて果て、労働者として何が幸せなのでしょうか? 

5.
問題は幸せの基準が画一的に決められてしまっていることである。
モーツァルトが好きな人間にヘビメタを聴かせ、スリップノットが好きな人間にジャズを聴かせる。それは本当に幸せなのだろうか? 





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そう言う自分は

2016-06-27 19:33:43 | 国内社会批判

岡田代表「危機感が欠如」 首相ら不在、英国民投票
2016年6月25日 22時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062501001785.html

 民進党の岡田克也代表は25日、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の結果が判明した際、安倍晋三首相や岸田文雄外相らが東京都内を離れていたことを問題視した。長崎市で記者団に「役人に任せれば大丈夫ということなのか。かなり危機感が欠如している。びっくりした」と述べた。

 菅義偉官房長官は山形県米沢市で講演し、EU離脱派勝利で世界の市場が混乱していることに関し「消費税増税先送りの判断は正しかった」との見解を示した。「何がいつ起きるか分からない。私たちはリスクに対応する政策を常日頃取っている」とも語った。
(共同)


そういう自分は長崎にいたと。
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【作品論】新しいものは出さない。古いものだけを出す。

2016-06-27 00:53:55 | 脚本

https://twitter.com/okamotolynn?ref_src=twsrc%5Etfw

岡本倫 @okamotolynn

エルフェンリートを描く前の事。あだち充先生のみゆきを読んでいて、30年以上前の作品なのに全く色あせずに面白かったのですが、五百円札が出た時にこれは昭和の漫画なんだと現実に引き戻されました。なので自分が漫画を描く時は、10年後に読まれても時代がわからないようにしようと思いました。
2016年6月26日 01:35

だからぼくの漫画には携帯電話がほとんど登場しません。10年後の携帯電話がどうなっているかなんて想像出来ないからです。家電も登場しませんし、出る車も古い車ばかりです。そんな風に出来るだけ描かれた時代がわからないようにしています。
2016年6月26日 01:36

今はiPhoneがおしゃれですが、それをおしゃれな感じで漫画で出してしまうと10年後漫画を読まれたときに「iPhoneとかwww」って思われる確率は5割を超えると思いますし、LINEを出したりしたら「LINEとかwww」ってなると思うのです。なのでぼくはメールも漫画に出しません。
2016年6月26日 01:38

と言うような話をエルフェンリートを描いている頃の担当さんに話したら、自分の漫画が10年後にも読まれていると思うなんて楽観的ですねと言われました。でも14年たった今でもエルフェンリートの電子書籍はちょこちょこ売れているので、まぁ良かったんじゃないかなと思っています。
2016年6月26日 01:41


正解。
これは昔よりあった話しで、ルパン三世カリオストロの城の中、次元が伯爵に「オートジャイロとは古風だな」と言わせている。その時の最新の機体を登場させて「最新式のに乗っている」というセリフになれば、それはあっと言う間に廃れてしまう。



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