とめどもないことをつらつらと

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引用OKす。

サマータイム導入に93%が反対 「五輪のために日本全国を巻き込む必要は絶対ない」

2018-08-17 04:35:37 | 国内社会批判
私の意見は下記。


サマータイム導入に93%が反対 「五輪のために日本全国を巻き込む必要は絶対ない」
2018.8.13
https://news.careerconnection.jp/?p=58060

東京オリンピックに合わせ、サマータイム導入の動きが活発化している。安倍晋三首相は導入に関し、自民党内での検討を指示するなど前向きに取り組んでいるが、首相と国民との間には、大きな溝がありそうだ。

キャリコネニュースでは8月9日から12日まで、サマータイムに関するアンケートを実施した。キャリコネニュースの読者やキャリコネ会員らから312件の回答が集まり、賛成7.1%、反対92.9%と、反対が圧倒的多数を占めた。

「システムの影響調査と対応に莫大な費用かかる。誤ればインフラに多大な被害出る」

反対意見では、体調不良を心配する人が多かった。「アメリカで幼少期を過ごし、サーマ-タイムには慣れていて、尚且つ朝型なのでサマータイムそのものには反対しません」という30代の女性は、

「但し、たった2、3か月間、それも2時間も動かしたら自律神経がついていかず、やっと慣れたと思ったらまた調整が必要となり、ただでさえ暑くて弱ってる体に負担が多すぎます。夜型の方は慣れずにそのまま睡眠時間だけ減る人が多いのではないでしょうか」(30代女性/管理・事務職)

と指摘する。ベルギーでサマータイムを経験した40代女性も

「ヨーロッパの人たちは日本の人より時間が守られないことにも寛容なので、なんとかなる。が、時間に常に正確であることを求める日本社会でサマータイムを導入するのは、要らないプレッシャーとストレスを抱えるだけである」

と書いていた。

サマータイムは長時間労働を助長するという懸念も多い。「主人の会社が6月から9月の3か月間、1時間早く出社するサマータイムを導入している」という50代女性も、

「1時間、起きるのが早くなっただけで、帰ってくる時間は同じ。労働時間が増えただけ。おかげで、睡眠時間が1時間けずられて、サマータイムに変わったあとは、2週間ぐらい体調が必ずおかしくなる」

と反対する。体調への悪影響を心配する声は多く、

「朝早い人とかきつすぎだし、生活リズム壊れそう」(20代男性/研究開発職)
「生活時間軸の変化による混乱と、それに同調することによる精神的負担。鬱病を誘発する可能性がある」(50代女性/その他)
「5分早く出勤するだけでも身体にこたえる」(40代男性/販売・サービス職)

などの意見が寄せられた。

システム面での負担が膨大になる、と懸念する人も少なくない。

「システムへの影響調査及び対応に莫大な費用がかかる上に対応を誤ると、日本のインフラに多大な被害が出る」(30代男性/IT系技術職)
「導入まで2年なんて不可能です。自民党幹部はIT識者の意見を聞くべきです」(40代男性/IT系技術職)

「日本の計算機システムはサマータイムを適用しない前提で設計されている。これをサマータイム対応に改修するのは、JRの線路を標準軌に改軌するのと同様、莫大な手間とコストがかかり、非現実的」(50代男性/IT系技術職)という回答もあった。このほか、

「そんなことするよりも祝日と土曜日が被った場合振替休日を設けるようにしてほしい。欲を言えば水曜日を休みにして週休3日にしてほしい」(20代女性/その他)
「東京だけサマータイムを導入するってことを考えないのかが不思議で仕方ない。オリンピックのために日本全国を巻き込む必要は絶対ない」(30代男性/IT系技術職)

などの主張も多かった。

また、安倍首相周辺が強引に進めていると感じている人も多いようで、

「竹槍の再現になってはならない。ごく一部の『権威』ある者の思い付きで進められては民主主義が破綻する。いや、既に破綻している」(30代男性/その他)
「特にポジティブな要素が見えてこない施策を、国家主導で決められること自体に違和感」(30代男性/営業職)

という意見も出ていた。



完全に誰からも話を聞いてない当てずっぽうの話をする。

おそらくは、この政策決定をする周辺の人が海外に留学ないしは海外勤務した経験があり、その延長線で生活様式をそちらに併せた方がいいと言っているか、もしくは、その周辺の人にアクセスする外国人が「なんとかならんの」と言う注文があったかどちらかのように思われる。

日本の歴史から見るに、国のトップの政策を変更路線で勧めていく場合は、強引に進めて国民の理解を後で浸透させるか、制度を換骨奪胎して完全に日本的なものにするか、日本人の大多数の潮流にまかせて当初の計画を部分変則的に適用する方式が考えられる。

ただ、どうもサマータイムを行政計画として適用している欧米の歴史を振り返るに、「その方が合理的で便利だから」と言う理由よりも、本当に「(単なる)慣習でそっちの方が自分の体にあっているから」と言うにべもない理由と、それに続く後付の合理性で続けているように思われてならない。

合理か非合理かで言うと、現在は賛否両論で、マクロ的視点では有効な時間が社会的に増えると言う運用があるのと同時に、ミクロ的視点では夏時間の適用開始時期に心臓発作と男性の自殺率と言う点で有意に増えてしまっており(夏時間開始ととにも有意に増加し、夏時間の終了とともに、これら心臓発作と男性の自殺率が減少する)、一概に良いものとは言えなくなってしまっている。


夏時間 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E6%99%82%E9%96%93

健康への影響

時計の時間を早めることは心臓発作のリスクを10パーセント増加させ[7]、睡眠時間を減少させると同時に睡眠の効果を低下させる[8]。概日リズムの季節適応には深刻かつ数週間に及ぶ影響をあたえる[9]。2008年の研究によれば、夏時間への移行直後の数週間で男性の自殺率は増加するが、季節適応後にはこれらの関連性は大幅に減少する[10]。2008年のスウェーデンの研究によれば、夏時間の最初の三週間において心臓発作は顕著に増加し、夏時間終了後の三週間では顕著に減少する[11]。一般に夏時間終了時の夜は「一時間長く眠れる」といわれるが、2013年の論説によれば実際に人びとが長く眠っているというエビデンスはほとんどなく、また同じ文献によれば、夏時間開始時には睡眠時間を一時間奪われるため睡眠不足となり、その影響は少なくとも一週間持続する[12]。2015年には二人の心理学者が、睡眠への悪影響を理由のひとつとして夏時間の中止を提言している[13]。

カザフスタン政府は2005年に夏時間を廃止する際、時刻変更に起因する健康への影響を理由として挙げている[14]。2011年3月には、ロシア大統領ドミートリー・メドヴェージェフが「時計の針を動かすことによるストレス」が、ロシアが夏時間を通年維持する理由であると述べ、政府関係者は自殺の年次的な増加について指摘している[15]。



上記とは全然関係ない話をする。

西洋の歴史の中でも、軍事上での戦略・戦術の覇者となり、歴史のワンプロットを残したガイウス・ユリウス・カエサルは、自著であるガリア戦記の中でこう述べている。
「兵士の戦闘意欲が爆発したときは、それでは作戦どおりでないとして制止にまわるよりも、自然爆発した戦意に乗ってしまったほうがよい」

紀元前46年のタプススの会戦においては、カエサル直属の第十軍団が功をあせり、カエサルからの指令もないのに突撃をしてしまう。しかしカエサルはそれを制止せず、むしろそれに乗った。時をおかずに最高司令官から発せられた突撃の命令が全軍に渡った。カエサルはこの状況を利用したのである。
明確な指示系統の厳守よりも、全体の潮流に乗ってしまった時の方が良い場合もある。
無論、それまでの戦いでは、カエサル軍は厳格な命令の元に第十軍団は規律よく戦っていたが、そうでないケースもカエサルは利用したわけだ。
かくしてタプススの戦いは、カエサル側の勝利に終わった。

それもまたかくあるべし歴史の一つなのである。
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