とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

【脚本案】二次創作SS:こういちくんと政治活動

2016-10-25 00:16:29 | 脚本
※独自脚本です。
※下敷きとなる設定は西原理恵子作「ぼくんち」
・登場人物は一太(いった)とこういちくん
※参考図書:「唐牛伝 敗者の戦後漂流」佐野 眞一


一太「ぼくはいま--」

犬「わわわんわわわんめしくれえ」

一太「いま、こういちくんと一緒に、とある島でせんきょうんどうをしている」
一太「でも真っ当なお願いをしているつもりだけれど--」
一太「配っているのはお金だ。」
一太「なんでこうなったか--」


もともとこの島で選挙運動があったので、こういちくんとぼくはこの街でせんきょうんどうをすることになった。

仲間「こういちくん、大変や、相手陣営はこの島にあるぜんぶのいえに一万円まいとるらしいで! 」
こういちくん「ふーん、何世帯くらいあるの? 」
仲間「全部で153世帯や。向こうは弾丸持ってきちょる。」
こういちくん「りょーかい。じゃあ一太くん、一緒に偉い人のところに行こうか」
一太「ういす! 」

ということで急遽偉い人のところに行った。

こういちくん「ということでこっちも何か対策を立てたいと。」
偉い人「いくら必要なんや」
こういちくん「二百万ほどあれば」
偉い人「わかったー。これ持ってけ」ポイッ

こうして二百万円を貰った。

こういちくんは何を考えているんだろうか。これを持ってばっくれるんだろうか。
二百万を153世帯に配るとなると、一世帯あたり1万三千円ちょっと。これを配るんだろうか。

一太「こういちくん、両替して来ましょうか。」
こういちくん「いやいらない。帰りにお金渡す封筒を買って来て。」
一太「ういす。」

こういちくんは何を考えているんだろうか。

一太「買ってきたっす。」
こういちくん「OK。じゃあ出かけよう。封筒に二万円入れて。笑顔忘れないでね。」

? こういちくん、それじゃあ全部で306万円必要になる。最初の家だけスタートダッシュをかけるのか

ピンポーン。家主が出る。

こういちくん「いやーいつもお世話になります。○○の代表応援で来ている○○と申します。
 本日はご挨拶に参りまして」
こういちくん「ところで我々が応援している候補の他で、もう一人の方の応援の挨拶が来たと思うんですけれど」
こういちくん「ぶっちゃけその人多分1万円持ってきたと思うんです。我々は二万円持ってきたので、その一万円を私に貰えませんか? 」

一太「( `Д´)Σ」


こうやって各家庭に二万円を配ったが、実質こちらの出費は各家庭につき1万円だ。
相手は二万円貰ってホクホクしているけれども、こっちは結果として1万円しか渡してない。
こうしてこういちくんはせんきょうんどうの最中、買収活動において、相手と同じ出費で倍の効果を出しながら(しかも相手の効果を消しながら)、勢力地図を塗り替えて行った。
全て正直に偉い人に報告したら、「こういち、ようやった、残りはお前にやる」と笑いながら言われた。


選挙の結果--

結果として、ぼくらのじんえいは僅差で負けた。だけれどもこういちくんの活躍が無ければ負けは最初から確定していたとおもう。

ぼくはこの仕事でおおくのことを勉強した。

まず、とおりいっぺんとうでの正直な正解は無いということ。
機転によって同じ費用で倍の効果を出せること。
それでいながら相手のやっている仕事は打ち消せること。
もっと言うと、真っ当なやり方だったら絶対に負けていたこと。

ぼくはもっともっとこういちくんから色んなことをべんきょうしたいと思った。


ちなみにこの仕事で、汚職と買収で逮捕者が続出したけれど、こういちくんは、各家庭に訪問して行った時に偽名を名乗って、終わったらさっと逃げたので、捕まることはなかった。


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2 コメント

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Unknown (トピルツィン)
2016-10-25 08:34:31
『田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像』で読んだ角栄の戦略、ドブ坂戦法(ろくに道路が舗装もされていない限界集落を集中的に回る戦法)も大したものだと思いましたが、上には上がいるものですねぇ。
あ、他人に触れ回る前に『唐牛伝 敗者の戦後漂流』に目は通しますので、風説の流布についてはご安心ください。いつもbooterさまには釘を刺されている所ですからね(笑)。
Unknown (booter)
2016-10-25 09:29:33
このお話は保徳戦争と言う奄美大島での選挙運動での実話がベースになっています。
候補者の保岡さん、徳田さんの両陣営から汚職が続出したようです。

ちなみに33年ほど前でしょうか、その当時は奄美大島にもまだ字が書けない人がいて、こりゃあいかん、と徳田陣営が習字教室を開いたらしいのですが、教えた字が「とくだ」の三文字だったと言う(笑)。

ちなみに唐牛伝は、個人的には読むのがつらかったですね。

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