もうずっと前のことになるのだけれど、
"心も満タンにコスモ石油"
というサウンドロゴを聞いた時、
心ってガソリンのように
たまに足してあげなければ
だんだん減っていくものなのかと
なんとなく違和感を覚えた。
だけど心そのものをひとつの"器"と考えれば
なんとなく納得できるような気がします。
じゃあ、その心という入れ物に
いったい何が入って満ちていくのか。
まさかガソリンじゃないですよね?
そんなことをクルマの中で
子どもたちと話していたら、
息子が「それって"楽しい気持ち"だよ」と
わりと真剣な声で即答した。
私は思わずルームミラーで息子の顔を
のぞき込んでしまいました。
なるほど楽しい気持ちで心の器が
満たされていくなら器そのものを
どんどん大きくしていって
こぼれ落ちないようにしたいですよね。
もうこれ以上は入らないなんて
もったいなさすぎだと思います。
楽しい気持ちの入った心は
やさしく明るくなれるような気がします。
だけどもしそんな器があるとしたら
悲しい気持ちが入る器もあるのだろうか。
悲しい気持ちは仲間外れ?ん〜むつかしい。
するとしばらくして今度は娘がこう答えた。
「もしかしたら悲しい気持ちも
同じ器に入っていくんじゃない?」と。
だとしたら自分の判断で
入ってこようとするいろんな気持ちを
自分で選り分けることができたら
便利なのかなって聞いたら
好き嫌いはダメ〜っと子どもたち。
そうなんだと思う。
楽しい悲しいに関わらず好き嫌いを問わず、
入ってこようとするものをまずは受容する。
楽しい気持ちは優等生、
悲しい気持ちは泣き虫、
おかしい気持ちはムードメーカー、
ちょっと意地悪な気持ちはいたずらっ子、
いろんな気持ちが器の中に
混ざっていかないと心って
広くも強くもなれないのかも知れない。
なんだか心の中って個性豊かな
子どもたちが集まった教室みたい。
いたずらっ子に穴を開けられても
大きくは破れない。
優等生がガムテープで応急処置をしてくれそう。
器も頑丈になっていきそうだし。
そんな心を目指したいね。
※もうキュウリクラスのカマキリも
いなくなっていそうだから
今日で今年の観音崎ラン&ウォークは
おしまいにして、これからは
ホームグラウンドの清水ヶ丘公園に
戻ることにします。
また来年の晩夏までしばしの別れです。
懐がとっても深くて大好きな観音崎、
素晴らしい景色をありがとう。
この3か月間、私はずいぶん気持ちを
リフレッシュさせてもらいました。
また来るぜ、待ってろ観音崎。
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