毎年この時期になると
ダイアリーを買います。
新しい年を新しい気持ちで迎え
自分が新しくなっていく過程を
自分で知るための必須アイテム。
年が明けて何も記されていない
真新しいダイアリーを開くと、
時の流れに仕切り直しの線を
描くような気持ちになります。
ご破算で願いましては、ってことです。
よーし、やってやろうぢゃないのさ！
そんな意味不明の闘志が漲ってきます。
そしてその漲った闘志は早くも
毎年GWの頃から萎え始め、
梅雨に入る頃、遅くとも夏が終わる頃には
悲しいことに何も記されていない
白いページが続くようになります。
私の闘志は半年くらいしか保たない（笑）。
笑い事ではありません。
この飽きっぽい性格をなんとかせねば。
そんな折にたまたま手にしたのが写真の本。
中学生向けの本、なのかな。
オヤジが読んでも参考になりました。
タコジローという悩みを抱える中学生が
ヤドカリのおじさんと出会い、
日記を書くコツを教えてもらうという物語。
「思うこと」と「考えること」は何が違うか。
「書くこと」と「話すこと」はどこが違うか。
日記は自分を成長させる最適なツールであり
それを読むのは他でもない未来の自分。
日記とは出来事を書くものではなく
自分の考えを書くもの。
だから未来の自分が読むと
過去の自分が見えて面白い、と。
そういうものらしい。
そうか！私はその日の出来事を中心に
記してばかりいて自分の考えを
ほとんど書いてこなかったから後になって
読み返したいと思わなかったのか。
そうと分かれば話は早い！
2024年のダイアリーには
自分の考えを中心に書いてみよう。
だけど紙に書くと後々誰かに
読まれる危険性がありますよね？
なにも読まれてまずいような生き方が
したいとは思わないけれど、
書いちゃまずいことって
いちばん書きたいことという気もするし、
誰にも読まれたくないことって
自分がいちばん後から読み返したい
ことだという気もするんです。
当たり障りのない予定や出来事だけを
記すなんて退屈・・・ですよね〜。
そのあたり、じっくり考えながら
新年明けたら新しいページを
捲ってみようかと思っています。
あっ、その前にダイアリー、
買いに行かなくちゃ。
